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第63話
熱血君 ◆x3A1GrPw
投稿日: 2004/02/15(日) 00:-24 ID:jUtOP7bU
「バレンタインディ=キッス」
「やいニホン、今年のチョコレートは何ニダ!」
そろそろバレンタインデー、カンコ君がニホンちゃんに問い詰めます。
「えっ、それは・・・・・・」
ニホンちゃん少しオロオロ。
「今年は豪勢なものを持って来るニダ、ただし朝貢ではなくただニダ!」
「あの、カンコ君今年は・・・・・・」
何か言おうとしたところにタイワンちゃん参上。
「ええい五月蝿いわね、毎年あげてるんだからそんなに文句言わない!大体
あんた何で毎年ニホンちゃんのチョコレートばかり欲しがるのよ!」
「そ、それは・・・・・・」
口ごもるカンコ君。
「とにかく当日まだ待ちなさい、義理とはいえあげるんだから文句言わない!
義理だけどね、義理!」
「そんなに義理義理繰り返さなくてもわかるニダ!」
「半万回言ってもわからないでしょうが!」
何はともあれ当日になりました。
「え・・・・・・」
カンコ君だけでなく男組全員驚き。何と誰もチョコレートをくれません。
「ニホン、約束を破るニダか!」
「えっと、それは・・・・・・」
「あんたは黙ってる事が出来んのかーーーーーっ!」
タイワンちゃんの発頸が炸裂、壁まで吹き飛ばされるカンコ君。
「アイゴオオ・・・・・・」
しかし男の子達は皆カンコ君と同意見です。何でチョコレートをくれないのか
すごく不思議です。
「一体何故なんだよ・・・・・・」
悶々としているうちに時は過ぎていきます。そして遂に放課後です。
「遂に一個も・・・・・・」
「ニホンちゃんさえ・・・・・・」
絶望に打ちひしがれる一同。そこへフランソワーズちゃんの声。
「皆今からわたくしの家にいらっしゃい」
「?何だ?」
いぶかしむ男組。しかし別に断る理由もありません。かくして一同
フランソワーズちゃんの家に行きました。
家に着くと中庭に案内されます。するとそこには巨大な鍋が置かれていました。
「これは・・・・・・」
「いいから見てて」
女の子達は微笑んで言いました。
「鍋にチョコレートが次々と入れられます。それはすぐに溶けていきます。
そこにお菓子や果物が運ばれます。女の子達はそれを男の子達に差し出して
言いました。
「チョコレートに着けて召し上がれ」
キョトンとする男組。しかしすぐに気を取り戻します。
「おお!」
かくしてすこし変わった鍋となりました。皆果物やお菓子を串に指しそれに
溶けたチョコレートを着けて食べます。
「まさかフォンデュにするとはね」
「ああ、これは意外だった」
マカロニーノ君とゲルマッハ君のコメント。
「普通にやったんじゃ面白くないでしょ。だから今回は趣向を変えてみたの」
「如何でして?普通に板やボンボンを食べるのもいいですけれどこれも宜しい
でしょう?」
タイワンちゃんとフランソワーズちゃんが言いました。
「うん、確かに」
「これは美味い」
皆上機嫌で食べています。
ところで騒いでいた人はと言うと。
「あ、カンコ君零してるよ」
ニホンちゃんに側につかれながらフォンデュをガツガツと食べています。
「ええい五月蝿いニダ、いちいちウリに注意するなニダ!」
相変わらずニホンちゃんに切れています。
「ウリはもう子供じゃないニダ!そんなこと言わなくてもわかっているニダ!」
えらく怒っていますがそれはどうやら表向きのようです。その証拠に顔は
いつものように真っ赤ではありません。目元が何処かにやけています。
「全くあんたはあげたらあげたで騒がしいわね。ちょっとは落ち着いたら?」
タイワンちゃんが突っ込みを入れます。
「ウリはいつも落ち着いているニダ!そもそもウリはニホンが誰にも構って
もらえず寂しそうにしてるから仕方なく側に置いてやっているニダ!」
「逆だろ・・・・・・」
それを聞く皆の突っ込み。
「そうニダな、ニホン!」
「・・・・・・まあそういうことにしといてあげるわ」
タイワンちゃん呆れた顔で言います。
「何で御前が言うニダ!ウリはニホンに聞いているニダ!」
相変わらず騒がしいカンコ君です。
ところであまりにも見境なくガツガツ食べるのでカンコ君のほっぺたは
チョコレートで真っ黒です。ニホンちゃんもそれに気付きました。
「あ、カンコ君ちょっと動かないで」
「何ニダ!?ウリは今忙しいニダ!」
とか言いつつタイワンちゃんとの口喧嘩を止めます。
「ほっぺたが汚れてるよ」
そう言ってカンコ君のほっぺたをウェットティッシュで拭いてあげました。
「あ、まだ付いてるね」
そこでほっぺにちゅ。
「フアytd、ンm三〈hf89q:,;hepu;kmak/山ja][;l;a[@[^k]aaし;hうpq
¥lmね;s!」
カンコ君これには感情爆発、顔を真っ赤にして鼻血を思いっきり噴き出しました。
「う〜〜〜〜ん・・・・・・」
後ろからバッタリと倒れてしまいました。
「えっ、ど、どうしたのカンコ君!?」
それを見てオロオロするニホンちゃん。
「無防備過ぎだよ・・・・・・」
いつもながら鈍感なニホンちゃんに呆れながらも苦笑する一同でした。
解説
熱血君 ◆x3A1GrPw
投稿日: 2004/02/15(日) 00:-17 ID:jUtOP7bU
バレンタインなので。メニューはこちらです。補完向きかな、と思ったのでこちらに。
ttp://www.tigercrown.co.jp/cakeland/vol12/vol12-10.htm
ttp://www.kyt-tv.com/yume/bn/page2_0221.html
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