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第6話
日出づる処の名無し
投稿日: 2006/01/22(日) 02:23:03 ID:wNSE6mng
『大☆FUROSHIKI』
今日の5年地球組は、社会科の授業で環境問題についての話し合いをしています。
「資源を節約し、ゴミを減らすにはどうしたらいいと思いますか」
フラメンコ先生がそう言うと、ニホンちゃんが勢いよく手をあげて、熱心に語り始めました。
「お買い物のときにレジ袋や紙袋をもらわないようにすれば、資源の節約になると思います。そのために…」
ニホンちゃんは大きな四角い布をとり出しました。そこにはあざやかな絵が描かれていました。
「これはね、日ノ本家に昔から伝わっている風呂敷というものなの。一枚の布だから、普段は小さくたたんで
おくことができるでしょ。そして、何か包みたいものがあるときは…」
ニホンちゃんは、本とビンを机の上に置き、それを風呂敷できれいに包んで見せました。そして、風呂敷
包みを持ち上げてみんなに見せて言いました。
「風呂敷は究極のラッピング。ファッションとして楽しめ、ごみも減らせる。まさに一石二鳥よ」
「あ、これいいね」
「うちでも使ってみよう」
みんなは感心して口々に賛同の言葉を口にしました。
その時です。
「アイゴー、ニホンは謝罪しる」
みんなの言葉を聞いたカンコ君が、真っ赤になって叫びました。
「風呂敷はウリの家が起源ニダ。反省しる。賠償しる」
「ふうん、なんでもカンコ家起源なんだ。きっとカンコ君のおうちの歴史ってさぞすばらしいんでしょうね」
ニホンちゃんがたっぷり皮肉を込めて言うと、カンコ君は勢い込んでしゃべり出しました。
「ウリの家の歴史は半万年、証拠はないけど9000年ニダ。日ノ本家も、ロシアノビッチ家も、チューゴ家も、
かつてはウリの家の敷地。剣道、盆栽、寿司、シューキューゲーム、みんなウリの家が教えてやったニダ」
カンコ君がつばを飛ばしてしゃべるのを呆れ顔で聞いていたニホンちゃんがポツンと言いました。
「うん、たしかに風呂敷の起源はカンコ家だね」
そしてこう付け加えました。
「ただし、大風呂敷のね」
解説
U−33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2006/01/22(日) 02:25:10 ID:wNSE6mng
>>79
コテ付け忘れました
(ソース)
風呂敷は一石二鳥 小池環境相が提唱
http://www.business-i.jp/news/top-page/topic/200601060003o.nwc
カンコ君のセリフの元ネタはこちら
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Darts/3036/uri.html
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