連続ドラマ小説「ニホンちゃん」第62話「つきつ離れつ」　作：かなだらま

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第62話かなだらま投稿日： 2006/03/21(火) 16:06:02 ID:6Dr6BodU: 「つきつ離れつ」

今回はユーロ班のとある二人組のお話です。え？リズとフランソワ？違います違います。ちょっと地味めな仲良しコンビ、チェ子ちゃんとスロバ君です。さぁ、どうぞ。
「地味めって何よ。ネェ」
「…仕方ないですよ。僕達の班、変…いや、個性的な人が多すぎですから…」
インタビューよろしくお願いしますね。それにしても二人のこれまでの遍歴ってすごいですね。
「私たち、もともとはハプスブルク先生の家に居候してたの。ハプスブルク家が没落した時に二人一緒にやってくことになって…」
その頃から好きだったんですか？
「…別に好きとかそういうのじゃないんですけど。たまたま隣だったから…」
しばらくして、ゲルマッハ君がチェ子ちゃんを拉致ったんだよね。その時はどうでした？
「突然だったから驚いたわ。しかも強引で…」
「…一人になって自由だー、って思ったんですけど、離れてわかる…あー、言葉が思いつかないです」
愛、ですか？？(笑)
「…違いますってば…」
ゲルマッハ君の家がゴタゴタになって、チェ子ちゃんはまたスロバ君と一緒になったんだよね。何故ですか？
「何故って言われても…自然と…」
自然にですか(笑)。それにしてもなんで別れたんですか？熱々そうだったのに(笑)
「別に熱々だった訳じゃないんだけど…。この子が別れようって言うんだもん。スロバ君って意外と自己主張するタイプだったのね」
「…だって、“チェ子ちゃん＆スロバ君”なんて言われるのが嫌になったんですよう」
あー、スロバ君って地…あ、いや、失礼。
「…いいですよ。別に」
最近また仲良くなってきたそうで(笑)
「まぁなんだかんだ言ってお隣さんだからね」
「…お隣同士は仲良くしないといけませんですから」
まだまだ二人の仲は見逃せませんね(笑)。それではチェ子ちゃん、スロバ君、ありがとうございました。
「…またチェ子ちゃんが先ですか…そうですか…」
解説かなだらま投稿日： 2006/03/21(火) 16:17:38 ID:6Dr6BodU: 【解説】
チェコとスロバキアの歴史を簡単に話にしてみました。分裂の原因は「チェコスロバキア」「チェコ・スロバキア」のどちらの表記にするかでもめたことが始まりやとか。
WBC優勝記念SSでも良かったんやけど、なかなかうまいこと書けんかって…。