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第2004話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/10/04 22:57:06 ID:nx3B1BIn
「イン堂君の反撃」
さて、このクラスでは誰もが日記をつけています。人それぞれの日記が
あり読んでみるとこれがまた中々面白いです。
同じことなのに人によって違うことが書いてあったりします。それが
気に入らないという人もいます。
「なじぇウリは皆の日記では扱いが小さいニダ!」
サンプルとしてこの人が挙げられます。彼の他の人へのいちゃもんは
もう毎度毎度のことなので誰も驚きませんけれど。ただ相手を全く
選ばないので時として袋に遭いますがそれでめげる彼ではありません。
「イン堂君、これはどういうことニダ!」
「えっ、僕!?」
いきなり殆ど付き合いのない人にクレームをつけられかなり戸惑って
います。
「そうニダ、まずはウリのお小遣いのことニダ!少な過ぎるニダ!」
見ればいつものように顔を真っ赤してイン堂君に詰め寄っています。
「二千ウォンじゃなかったの?」
「一万はもらってるニダ!それにウリナラでは従業員の自由はちゃんと
あるニダ!」
「有り過ぎて無茶苦茶になってんじゃねえか」
「大体カンコの家のところもかなり公平に書いているアルぞ」
騒ぎの後ろでアメリー君とチューゴ君がイン堂君の日記を読みながら
突っ込みを入れています。確かにそこには喧嘩の後の復興を褒めています。
「それじゃあ不満なの?」
「それはいいニダ」
カンコ君それは納得しました。ところがそれで終わらせては揉め事の天才
の名が廃ります。
「これだけは絶対に譲れないものがあるニダ!これだけは訂正して
欲しいニダ!」
「何、それ」
そこで何時の間にか無断でコピーしたイン堂君の日記を取り出します。
「何時の間にコピーしていたの?」
「そんなことはどうでもいいニダ!」
「よかねえYO」
「またやってるアルな」
後ろの突っ込みもスルーして言葉を続けます。
「この地図のところニダ!なじぇニホン池となっているニダ!」
「またかよ」
後ろの二人はそれを聞いただけでもううんざりしています。毎度
のことですがそれでもうんざりします。
「間違ってるの?」
「大間違いニダ!ここはトウ池ニダ!早く書き直すニダ!」
「御免、それは出来ない」
けれどイン堂君はそれをやんわりと拒否しました。
「どうしてニダ!?」
「だってそう書いたら絶対にテストでバツつけられるから。そんなの
誰もしないよ」
「ウググ・・・・・・」
ちなみにこの池のことがテストに出た場合カンコ君は正解したこと
がありません。当然といえば当然です。けれどそんなことでめげる
カンコ君ではありません。
「そんなことはどうでもいいニダ!」
「よくないよ」
「そのうちウリが答えを変えるニダ!だから安心してトウ池
と書くニダ!」
もう論理も何もあったものではありません。温厚なイン堂君
もうんざりしだしています。
「そう言うけれどさ」
ここで反撃に転じました。
「君だって前うちのヨガをウリナラ起源とか言っていたよね。
あの時はこれといって何もしなかったけれど」
「明らかに反撃していたよな」
「あの時のイン堂は目が違ったアル」
後ろで見る二人はヒソヒソと話しています。かって彼はカンコ君が
ヨガをウリナラ起源と言った時に手痛い攻撃をこっそりとしています。
「それ書き替えてくれるかな。正直言って迷惑なんだよ」
「そ、それは・・・・・・」
守りには極端に弱いカンコ君、タジタジとなります。
「できないの?じゃあ僕にも考えがあるよ」
「な、何ニダ!?」
「これさ」
ジャキッ
サーベルをゆっくりと引き抜きました。
「何か久し振りに見るな」
「また懐かしい技アル」
「いい加減うんざりしてるんだよ、こっちも。勝手にそっちの
起源にされたらかなわないよ」
「ううう・・・・・・」
カンコ君ジリジリと引いています。
「もうそんなわけのわからないこと言わないんだったら何もしないよ。
約束してくれる?」
「ええい、ウリはわけのわからないことなぞ言ってないニダ!」
ここでいつものファビョーーンです。
イン堂君はその言葉を聞くと一瞬悲しそうな顔をしました。
サーベルがキラリ、と光りました。そして。
「ハタリハタマタ、ハタリハタマタ、ハタリハタマタ、ハタリハタマタ!」
「そ、それにはかからないニダ!」
いつものオチと思いきや何とここで逃走です。アッという間に何処か
へ行ってしまいました。気が付けば教室にはもういませんでした。
「逃げたか」
「折角あの技を見られると思ったアルが」
少し残念そうな二人、しかしそれにも増してサーベルを持ったまま
残されたイン堂君はこの後どうしたらいいかわからずとりあえず
瞑想にふけることにしました。
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/10/04 23:00:00 ID:nx3B1BIn
今回のソース。今度はインドの教科書にクレーム。
ttp://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2004081985038
こうやって各国の教科書にクレームをつけていくのですね。
その情熱を他に向けろよな。
あと
>>383
に事故レスです。ご苦労様ではなくお疲れ様に。失礼しました。
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