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第2180話 名無しさんお腹いっぱい 投稿日: 05/03/06 18:48:13 ID:IhLkVLLV
IF 〜もしも北朝鮮が崩壊したら〜

ドナドナドーナードーナー
アメリー君が牛引き車にキッチョム君を乗せて、教室に現れました。
「みんなわかっていると思うが、これからキッチョム君の持っているものを競売にかける。キッチョム君の事情を考慮して、できるだけ高く買って欲しい」
「今日持ってきたものはウリのもっているものの中でも激選したやつニダ」
ざわざわ・・・(別に欲しくない)
ハンマーを机に叩く音が教室中にカンカンと鳴り響きました。
「静粛にしろ!それでは、エントリーナンバー1 『北朝鮮ウォン』1ドルから始めてください!」
「1セント!」
「ロシアノビッチ君ふざけないでください。下げるんじゃなくて、上げるんだ。それに教室が汚れますから、酒を口に含んだまま言わないでください、まるで酒で火炎放射をするチュウゴ君みたいだぞ」
「こ、国辱アル!」
「おおっとチュウゴ君、今手を挙げて立ち上がりましたね?はい、ハンマープライス。」
「ちょっ・・・待つアル!1ドルは高すぎアル!せめて1元で!」
「だめ」
チュウゴ君は真っ白になりました。
「エントリーナンバー2 『鉄道網』1ドルから始めてください!」
しーん
誰も買わされるのが怖くて、微動だに体を動かしません。
「待つニダ。みんな、ウリの『鉄道網』の価値をわかっていないニダ。すごいニダよ。なんて言ったって・・・蒸気機関車ニダ!」
「ニホンちゃんのアリサカ銃をちゃんと鑑定した僕が言うんだから間違いない。こいつぁレアだ!」
キッチョム君の余裕の表情と、アメリー君の必死な強弁に比べて、会場どん引きです。
「ちっ」
カンカン
「お流れ」
「それではエントリーナンバー3 今日最後の商品 『キッチョム君』1ドルから始めてください!」
「ウェエエ!?なんでウリが売り物になってるニダ!?」
「低賃金で文句も言わずバリバリ働きます。3kもそつなくこなします。クサイ、キタナイ、キムチどんなものでも・・・」
「それは酷すぎるニダ!キッチョムをこれ以上悪く言うと許さないニダ!」
その兄を思うカンコ君の行動の驚愕するアメリー君。
彼は突如、目の涙を必死で隠しながら言いました。
「カ、カンコ・・・そうだな。俺が間違っていた。これから、お前とキッチョム末永く幸せに一緒に暮らしてくれっ!」
「ウリ達は兄弟だから当たり前ニダな」
「おお、弟よ!これからは二人三脚でいこうぜ」
アメリー君は営業スマイルに戻りました。
「はい、販売終了ー、また明日もご贔屓にー」

翌日
ドナドナドーナードーナー
目の端をぴくぴくさせながら、アメリー君が牛引き車にあるものを乗せて、教室に現れました。
「はい!今日も良いもの揃ってるよ!!絶対買ってね!エントリーナンバー1 『カンコ君とキッチョム君』タダで!!!」
「アイゴー兄貴のせいニダ!毎月1ウォンの賃金で働かないからこうなったニダ!」
「シッパル!大体部品を買って海外に輸出するだけの小っさい商売じゃ鼻から無理だったニダ!この万年発展途上国」
「だれかー買う人いませんか。もう、マジ勘弁」
会場には誰もいませんでした。
終わり

解説 名無しさんお腹いっぱい 投稿日: 05/03/06 18:54:49 ID:IhLkVLLV
http://bbs.enjoykorea.naver.co.jp/jaction/read.php?id=enjoyjapan_8&nid=1043164
ソースっつうかネタ元はこれ。

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