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第23走者
有閑工房 ◆aKOSQONw
投稿日: 2004/07/25(日) 09:36
「夏のニホンちゃん祭り『となりのニホンちゃん』第23走者」
アメリー「おいおいフィリピノ、ほんとに帰っちゃうのか?いいのかな?
ペプシおごったの誰だったかな、ピザ一緒に買い食いしたの誰だったかな?」
フィリピノ「それはそうだけど…パパとママがおうちに帰って来いって煩いんだ。
最近アメリー君に付き合い杉だって。」
アメリー「何言ってんだフィリピノ、俺たち兄弟みたいなもんじゃないか!
親が何だってんだYO!」
借金ノートをちらつかせながらアメリー君ある意味必死です。つい先日
フラメンコ先生もアメリー君に愛想つかして此処を後にしました。
アメリー「ナア兄弟、リズやニホンちゃんを見てみろよ、おにゃのこがあんなに
ガンバッテいっしょにイラクんちを何とかしようとしてるんだぜ?」
フィリピノ「うん………でも………ボク……」
親愛を示すためにがっちり肩を抱くアメリー君、しかしそれは逃がさへんでえ
という意思表示でもあったりなかったり。
フィリピノ君意を決してアメリー君の腕を振り払うとばばっと駆け出します。
フィリピノ「ご……ごめんよーーーうアメリー君!でも僕たち友達だよー!!」
どさくさにえらいこと叫んでますが、振り返る勇気はないんですね、フィリピノ君。
アメリー「さあて、オイタの代償は高いぞフィリピノ…」
らしいといえばらしい不敵な笑みを浮かべ、アメリー君自分の家に引き換えしま…
どてっ
何かに躓いてコケてしまいました。
???「アメリーしゃまあ…タベモノ…」
アメリー「ウ…うわ…誰だお前!」
げしげしと足首をつかむ手を踏みつけます。なんせマジで怖かったので。
黒い塊は小さく「哀号」と呟いた気がしましたが、聞かなかった事にして急いで
おうちに帰ることにしました。
全く、今日は変なものが身の回りにいる日だとひとりごちながら…
どぼ…
アメリー「うわぁぁーー!」」
イラク君の家でそこらじゅうにある落とし穴にハマリながら、今日はもう何も
やらないぞと心に誓うアメリー君でした。
[次の走者に続くニダ!]
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