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第26走者
KAMON ◆wzJSYC0I
投稿日: 2004/07/25(日) 14:17
「夏のニホンちゃん祭り『となりのニホンちゃん』第26走者」
イラク君謹製ペットボトルロケットで飛んでいったカンコ君、
飛んで飛んで(略 回って回って(略 落ちていった先は・・・?
「あいごおおおおおおおおお・・・・・・ ふぎゃ!」
何か硬いものを突き破って墜落。
しかし、オモニの折檻やフラメンコ先生の鉄拳やタイワンちゃんの鉄山靠で鍛えられているカンコ君は、このぐらいではびくともしません。
「ううう・・・ここはどこニダ・・・」
お尻をさすって辺りを見回してみても、なんにも見えません。
どうやら、暗くて狭い・・・箱のようなところです。
体を起こしてみると、天井の蓋が開いて、外が見えました。
外はどんよりと曇り空。見上げるとコウモリが何十匹も飛んでいます。
そして、自分が入っていたところを見てみると・・・
「こ、この形は・・・まさか・・・」
「棺桶ニダああああああああ!」
「ふふふ・・・」
その時、後ろから笑い声が。
「カンコ君・・・ようこそ、東欧町へ・・・」
振り向くと、そこにはリボンを持ったレオタード姿のルーマちゃんが。
「ど・・・どうもニダ・・・」
恐怖で引きつった笑いを浮かべるカンコ君。
いくら鈍感な彼でも、これから何が起こるかぐらいは察しがつくようです。
ルーマちゃんはカンコ君にほほえみかけると、甘ったるい声で話しはじめました。
「ルーマねえ、今、新体操の練習してたの・・・」
「でねえ、ルーマ、ちょっとお腹空いちゃったの・・・」
ルーマちゃんの口調が、だんだん冷たくなっていきます。
「そ、そうニダか、お腹空いちゃったニダか・・・」
もう完全に自分の運命を悟ったカンコ君。
しかし、ルーマちゃんの視線に射すくめられて、全く動けません。
ルーマちゃんは真っ赤な目を見開くと、持っていたリボンを振り上げました。
「待つニダ・・・なんでそのリボン、皮で出来てるニダか・・・」
「カンコクン・・・オヒルゴハン、ゴチソウシテネ・・・」
「アイゴオオオオオオオ!」
ろくな抵抗もできずに、全身みみず腫れだらけにしたカンコ君。
前には、嬉しそうに舌なめずりをするルーマちゃん。
「じゃあ、いただきまーすw」
ルーマちゃんは、恐怖で冷え切ったカンコ君の首筋に、がぶりとかみつきました。
「!!!!!」
首筋から口を離し、ルーマちゃんはのたうち回りました。
「辛い辛い辛い辛い! 水水水水!」
血中カプサイシン濃度がMax状態のカンコ君の血は、濃厚なキムチ味。
「む、今ニダ! ぐえっぷ!」
我に返ったカンコ君は、うろたえるルーマちゃんの前で毒ガス攻撃!
「う゛・・・ぐ・・・二、ニンニク臭い・・・」
何よりもニンニクが嫌いなルーマちゃん、あえなくノックアウト。
「ウェー、ハッハッハッハ! やっぱりウリは最強ニダ! ウリナラマンセー!」
喉元過ぎればキムチ臭さを忘れる。すっかり復活したカンコ君は、有頂天になってその場を立ち去っていきました。
(次の人に続く)
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