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第15話
D-13 ◆D13/XW7M
投稿日: 2004/08/14(土) 06:28
「盗み見」
「ま、マカロニーノの仕業ね!? ヒドイわッ!なな何て写真撮ってるのよぉおーーーーーーっ!!!」
わーっ 泣き出してしまったルーマちゃん。
あんな、うっふーん☆なアングルの写真を壁新聞に貼り出されてしまったら、もう恥ずかしくて大運動会に備えての新体操の練習どころではありません。
「ご、誤解だよ、ルーマちゃん! ボクはあんな事してないよ!」
「ほほう!」
「ぃいてて、何するんだアーリア!…て、わわわわ」
ぐい、と腕を捻り挙げられたマカロニーノ君のポケットから、小学生には不釣合いなデジカメ付き携帯が転げ落ちてきました。
「それでも何か言い訳するつもりですの?」
フランソワーズちゃんに死にかけたゴキブリを見下ろすような目で射すくめられても、マカロニーノ君はめげません。
「今時のケータイにカメラくらい普通に付いてるじゃないか! 断じてあれはボクが撮ったものじゃないよ!」
「確かに、携帯電話機に付属する程度のCCDにしては解像度が良すぎるね。あんなキワどいシワまでクッキリと写す為に要するスペックは…いででででっ」
ノーベル君の冷静かつエッチぃ分析にスオミちゃんが無言でホッペをつねりあげます。
「…ホント?本当にマカロニーノ君じゃないのね?…」
「あぁ、もちろんさっ。分かってくれたかい?」
キラりと無駄に白い歯を光らせるマカロニーノ君。伊達男の真骨頂です。
「ボクならもっとこう、下からローアングルで…」
おっと、つい本音が漏れましたね?
「サイテぇーーーーーーっ!!!」
ガブっ!! ルーマちゃんがおもむろにマカロニーノ君の二の腕に噛み付きました。ちょっと不ぞろいな八重歯がキバよろしく、がっちり食い込んでいます。
「イでっ!」
「ゆふははひ!ほふはっははふふほほはひひほはへへほひほふひはっへほはふはほッ!
(許さない!こうなったら運動会にそなえての滋養になって貰うわよッ)」
ぢゅ゙ぅ゙ゔゔーっ、と何か液体を吸い上げるような音がしますが、きっと気のせいです。
「濡れ衣だぁッ! あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ〜〜〜〜」
マカロニーノ君の顔がだんだん青ざめていくのはきっと貧血ではなく痛みのせいでしょう。さすがにルーマちゃんも容赦がありません。
* * * * * * * *
「バカンコ逝ってよしッ!!! つーか、逝け!ゴラァぁああ!!!!」
どかばきぐしゃッ!!!
「ア〜〜イ〜〜ゴ〜〜〜…………☆キラーン」
哀れ、カンコ君はタイワンちゃんの八卦掌ではるか彼方へぶっとばされて、お星様になりました。
* * * * * * * *
「ルーマちゃん、気を取り直して。盗撮魔は駆除したわッ」
「はひへふっへ?(何ですって?)」
「だから、あれは体育館に忍び込んでたバカンコが犯人だったのヨ! 全くあの恥じ知らず!
…って、何してるのルーマちゃん。」
「…………テヘ☆」
と、ルーマちゃんはマカロニーノ君を放して、可愛らしいゲンコツで自分の頭をこつん。
「それにマカロニーノ君、げっそりしちゃってどうしたの?」
「…マ,マンマ〜ミ〜ヤ〜〜……」
いとふゆ。
解説
D-13 ◆D13/XW7M
投稿日: 2004/08/14(土) 06:28
解説:
ソースは
>>204
ご指摘の下記。
>>
ttp://www.chosun.com/w21data/html/news/200408/200408130153.html
>>「盗み見しないでください」
前科持ちのマカロニーノかと思ったら、かの国の方ですか。
何処の国にもそういう人はいるというか、何て物を何て所に載せるんでしょうね(;´Д`)ハァハァ
それに釣られてる私などはもうダメダメ過ぎてすっかり挫折グセがついてしまいますた…………_| ̄|○
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