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第61話
平作
投稿日: 2006/11/21 10:38:00
カンコくん式激励術
すっかり秋も深まり冬にまっしぐらの地球町。
地球町小学校は学期末テストを控え、生徒達は「準戦時体制」に入って教科書とにらめっこです。
そんな中・・・5年地球組では珍しい光景が・・・
なんとカンコ君がカンボジア君に勉強をおしえてやっているのです。
いや・・・確かにカンコ君は性格がちょっとアレですがアジア班では割と勉強が出来る方なのです。
で・・・カンボジア君といえば・・・成績はクラスでもビリに近い子なのです。
前は結構出来る子だったのですが、ちょっとお家の中で揉め事があってしばらくはお勉強どころではなかったのです。
それで成績回復のために一生懸命勉強中のカンボジア君なのです。
そんなカンボジア君に消しゴムや鉛筆をあげたり授業ノートを見せてあげたりと色々助けてやっているカンコ君なのです。
「わからないことがあったらクラスで一番優秀なみんじょくであるウリに聞くニダ。
ああ、鉛筆が足りなかったらいつでもあげるニダよ。
なんたってウリはクラス委員でせんしんこくニダ。
こうしんこくを助けるのは当然ニダ。
ホルホルホル♪」
・・・ちょっと態度が尊大なのはご愛嬌です。(^^;)
カンボジア君はそれでも
「ありがとうカンコ君・・・おかげで前のテストで点数がグンと上がったよ。」
・・・と謙虚にお礼を言いました。
そこで調子付いちゃうのが我らのカンコ君です。
一言も二言も余計な台詞をぶっ放しました。(^^;)
「ウリナラはニッテイのしんりゃくで一文無しになり、勉強も出来なくてクラスでビリになったニダ。
でもウリは自分の力でクラス委員になるまでになったニダ。
カンコ家もチョッパリの家よりはお金が無いニダが、それでも自力でせんしんこくになり、ギジュツとケイケンがあるニダ。
カンボジアにもそれを分けてやるニダ。
カンボジアはウリナラに感謝しる。
ホルホルホル♪」
「?!・・・・・・(・O・;)」
クラスの中は突如「デイアフタートゥモロー」
ブリザードのごこき冷たい空気が流れました。
「あの頃のカンコ君って・・・つきっきりでニホンちゃんに勉強教えてもらってたんじゃ・・・・???」
パラオ君がボソっとつぶやきます。
「カンコ君のお家もたくさんニホンちゃんのお家からお金借りて家系を立て直したって・・・ママが言ってたよ。」
ヒソヒソとパラオ君に相槌をうつのがインドネシアちゃん。
「ってゆ〜か・・・今でもしょっちゅうニホンちゃんからカンニングしているしぃ・・・」
席が近くなので何度もカンコ君のカンニングを目撃しているタイワンちゃんの台詞です。
一方の当事者であるニホンちゃんは、聞かなかった事にしたようで何事も無く本を読んでます。
こういう時のニホンちゃんは怖いのでアメリー君ですら近づきません。(^^;)
何となく・・・居心地の悪くなったカンボジア君。
でも今現在勉強を教えてもらっている立場上、滅多な事はいえません。
本音も何もかも押し隠し、カンコ君に弱々しい笑みを返します。
「ホ・・ホント・・・カンコ君には感謝しているよ・・・ボ・・・ボク達・・・友達だもんね・・・(^^;;)」
「そうニダよ!!ウリ達は親友ニダ!!ウリはアジアの人気者ニダ!!
ウリナラマンセ〜!!」
クラスメイト達の白けた視線をもろともせず、一人盛り上がるカンコ君でした。
おしまい(^^;)
解説
平作
投稿日: 2006/11/21 10:39:00
解説
>引用開始
盧大統領「カンボジアの成功が韓国の成功になるようにしたい」
盧大統領はフン・セン首相が出席した韓・カンボジア財界人昼食演説で、「韓国は一文無しからスタートし、今日の経済を実現した。資本は豊かではないが、経験と技術を持っている」とし、「われわれ財界人はこうした発展の経験を分かち合うために来た」と述べた。
>>引用終了
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=81957&servcode=200
§code=200&p_no=&comment_gr=article_81957&pn=2
い・・・いやその・・・
確かに朝鮮戦争が終った後の韓国は一文無しも同然だったけど・・・
韓国の復興は日韓基本条約によって日本から支払われた当時韓国の国家予算3年分に相当する額の「賠償金」が元でになっているっていうのは・・・歴史上の事実って奴で・・・
しかも韓国はその後も日米両国から資金及び技術援助を継続的に受け続けて何とか成り立っていたのもまた事実なのでありますが・・・
なのにさも「自分だけの力で経済発展した」かのようにいうのはいかがなものか??
そして・・・ソレを以って「発展の経験を分かち合いに来た。」と言うのは・・・なぁぁぁんか違うのではないか?・・・とオイラは思うのだが・・・
ま・・・盧武鉉だからしょ〜がないか。(^^;)
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(*^ー゜)b Good Job!!
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