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第1175話 KAMON ◆wzJSYC0I 投稿日: 02/08/12 00:35 ID:IGEJiK4h
「ジュネーブ君」

ジュネーブ君は、スウィッツランドルフ先生の一人息子です。
親に似て中立・・・というより、彼は一匹狼のようです。

「ジュネーブ君、卓球やるんだけどダブルス組もうよー」
ニホンちゃんが誘っても、
「嫌だね、俺は誰とも組まないんだ」
無碍に断ります。

「ジュネーブ君、ユーロ班で一緒にコミケのサークル作ろうと思うんだけど」
「勝手にやれ、俺は知らない。入る気無い。」
ベルギー君の提案にも耳を貸しません。

「おいジュネーブ、何かあったら守ってやるから俺と組まないか?」
アメリー君の誘いも、
「俺、花火いっぱい持ってるから別に必要ない。」

運動会でも課題学習でも、誰とも組もうとしない彼を見て、
フラメンコ先生は業を煮やして親のスウィッツランドルフ先生に言いました。
「先・・・いえ、スウィッツランドルフさん。あなたのお子さんは、少し協調性に欠けるんじゃないでしょうか。このままだと、彼はひとりぼっちになってしまいますよ。」
すると、スウィッツランドルフ先生は、
「いいじゃないですか、彼には彼の考えがあるんだし。」
と、あっけらかんと答えました。
「・・・この人に分かってくれると思った私が莫迦だったわ。」

解説 KAMON ◆wzJSYC0I 投稿日: 02/08/12 00:39 ID:IGEJiK4h
というわけで、ジュネーブ君です。
スウィッツランドルフ先生のキャラクターも好きだし、方向性としてはありだと思うのですが、
実際のスイスの永世中立のあり方とはずれるような気がしたので、
スイスの永世中立に近い性格を持つキャラを作ってみました。
が、全くのオリジナルではなく、第114話に名前だけは出ています。

これはギャグですが、同時に次の話への序章でもあります。
・・・というわけで、大長編になりますが、続けてジュネーブ君ネタをうpさせてもらいます。

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