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第1209話 ゼロ 投稿日: 02/09/07 23:19 ID:VP5sOgO9
 カンコ君の自由研究――ニダーの進化について――本編特別版

 拝啓。親愛なる私の先生へ。

 私、フラメンコは、今まで10年以上も教師をやっていました。もちろん、
夏休みの自由研究も何人もの生徒の課題を見ています。

 しかし、こんな素晴らしいようなくだらないような研究をした生徒は教師
生活を通して、初めてではないかと思います。

 こんなはずはなかった・・・
 こんなはずはなかった・・・

 採点が終わって、私の頭の中では、混乱という2文字でいっぱいです。

 これがその、例のカンコ君が書いた、自由研究です。
(続き)

 『ニダーの進化について 5年地球組 朴利男』

 ウリは、ニダーについて研究したニダ。「ニダーは、モナーの起源ニダ」
と言うように、ニダーの進化には、一連のプロセスがあったニダ。

  Λ_Λ   
 <丶`∀´>  ウリの名前はニダーと言うニダ。

 ウリの先祖であるダン君がいた時代は、まだ、ニダーは、エラがあった
ニダ。そして、ニダーの仲間達は、新天地を求めて旅に出たニダ。そして
、環境が変化するにつれて、ニダーの顔に大きな変化が現れたニダ。

  Λ_Λ   
 (丶`∀´) だんだんエラが丸くなったニダ。

 そして、クダーラの時代になると、隣にある、ニホンの先祖であるヤマト
が治めていた国の影響で、だんだん、なまってきたニダ。

  Λ_Λ   
 (丶`∀´) なんか、言葉が変になったモダ―。

(続き)

 そして、ニホンの家の奈良の間に、大きな大仏像が出来た頃には、ニ
ダーの目は、その影響でだんだん下がってきたニダ。

   Λ_Λ   
 (丶 ̄∀ ̄) だんだん垂れ目になって行くモダ―。

 それから、何年かの月日が流れて、ニダーは、完全に垂れ目になった
ニダ。

  Λ_Λ   
 (丶´∀`) これじゃ、ニダーの意味はないから、モナーと名乗るモダ。

 群雄割拠の時代になって、ヒデヨシがウリ達の先祖の家を襲った時に
は、そのときのモナーは完全に、語尾が「モナ」となっていたニダ。

  Λ_Λ   
 (丶´∀`) やっと、現在のモナーに近づいてきたモナー。

(続き)

 エドの時代になって、モナーにエラは必要ないことが解り、月日と共に
、退化していったニダ。

  Λ_Λ   
 ( ´∀` ) ああ、すっきりしたモナー。

 そして、現在になって、ウリたちがよく見かけるような、モナーが誕生し
たニダ。

 ∧_∧
( ´∀` ) みんなは、このプロセスがわかったモナ?

 これで、「ニダーは、モナーの起源ニダ!」ということがウリによって証
明されたニダ! ウリナラマンセー!
(続き)

 補足

 これは余談ニダが、ギコや、モララーも、ニダーがモナーへと進化する
過程の途中で生まれたニダ。

  ∧∧ 
  (゚Д゚,,) 漏れも関係あるのか?ゴルァ!

 ∧_∧
( ・∀・ ) イイ! これイイ!

(以上。自由研究終わり)

(続き)

 私、フラメンコは、ショックのあまり、1週間寝込んでしまいました・・・
 カンコ君が、「ついにこの論文が完成したニダ。これが発表されるとウ
リは、ウリは・・・」と言ってくるようで、思い出すのも怖いです。

 私の生徒たちは、

 タイワン 「バカンコにしては、まともと言うかバカと言うか・・・」
 ニホン 「カンコ君、こんな研究をして、他のみんなに何か言われない
かなぁ・・・」

 と、カンコ君を心配しています。
 シシローおじさんがキッチョム君の部屋を訪問すると言うのに、カンコ君
は、やりたい放題です。
 カンコ君を心配するより、私、フラメンコを助けてください。

 親愛なる、私の先生へ・・・

 敬具

 (おしまい)

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