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第1221話 四季砲 投稿日: 02/09/17 00:21 ID:++z6tEYv
「キビヤック」

ニホンちゃんはアメリー君の家に遊びにきています。
楽しい時間は、疾風のように過ぎ行くもの、外はもう真っ暗です

アメリーママ「ニホンちゃん、今日はもう遅いから、家で夕飯食べていきなさいよ」
ニホン   「いえ、おかまいなくもう帰りますから」
ラスカ   「え〜そんなこと言わずに、夕飯食べてきゃ〜よ」
アメリー  「そうだよ、食べていきなよ」
ニホン   「それじゃあ、おばさん、およばれします」
アメリーママ「ハイ ハイ、じゃあ、お家の方にはおばさんが電話しとくわ」
ニホン   「おねがいします」
アメリーママ「それじゃ、もう少し待っててね、今から夕飯の準備をするから」
ラスカ   「ラスカもお母さんのお手伝いする」
アメリー  「ラスカは、手伝わなくていいよ」
ラスカ   「え〜なんで、せっかくニホンお姉ちゃんがあそびにきてるから
       ラスカの手料理でおもてなしするの」
アメリー  「いや作らなくいい」
ニホン   「アメリー君、いいじゃな、作らしてあげたら」

アメリー君はニホンちゃんをひっぱり部屋の隅へ

アメリー  「作らしても良いけど、ラスカの奴、作る料理は生肉が出てくるぞ」
ニホン   「別にいいよ、生肉」
アメリー  「まあ、生肉だけなら、いいけど お客が来るとおもてなしって
       特別な食べ物だすんだぞ」
ニホン   「特別な料理?」
アメリー  「料理っていえるのかなぁ 海ツバメを発酵さしてな、
       海ツバメの肛門からドロドロに溶けた内臓をチュ-チューと吸い出して食べるんだぞ

       しかもその臭いときたら(くさや)+(鮒鮓)+(ゴルゴンソーラチーズ) 
       +(中国の臭菜:チーツァイ)+(樹から落ちたばかりのギンナン)
       =(キビヤックの臭い)って感じだ」
ニホン   「・・・・・・」

ニホンちゃんは何もいいませんがこわばった表情と流れる汗がすべてを物語っています

ニホン   「らっ ラスカちゃん、夕飯のお手伝いはいいから一緒にあそぼ」
ラスカ   「え〜ラスカ、お姉ちゃんのために美味しいもの作るの!」
ニホン   「夕飯のお手伝いしてたら、一緒に遊ぶ時間なくなっちゃうよ、
        お姉ちゃん、ラスカちゃんと一緒に遊んでくれた方がいいな〜」
ラスカ   「うん、ラスカ、お姉ちゃんと一緒に遊ぶ!」

ニホン&アメリー「ふ〜う」

ニホンちゃんとアメリー君はラスカちゃんに気付かれない所で安堵のため息をつきました
オワリ

解説
他国の食文化をどうこう言うつもりは、ありませんが
エスキモーの食べ物「キビヤック」
その臭いは、あの「シュール・ストレンミング」さえしのぐと言われるほどです
食べ方もチョッとねぇ・・・
はっきし言って食べたくありません、

どんな食べ物か詳しく知りたい方は自分で調べてね。

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