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第1292話 −0− 投稿日: 02/11/18 15:52 ID:HYGl3XBw
 
 オマエモナー>642
The Song of Kanko−Indies Rap Taste−

−パッキンネーション・チェペニズ・パッキンネーション−
いつもご機嫌−と言うより何も考えていないだけ−のカンコ君。
今日はご自慢のMP3プレイヤーで怪しげな歌を聴きながら自分も口ずさんでいます。
「あれ?カンコ君一体何聞いてるの?」
アメリー君のお家の言葉−厳密にはエリザベスちゃんのお家の言葉ですが−のようですが、
あの聞き取りにくさでは定評のあるオージー君よりもさらに独特な発音のため、
アメリー君やエリザベスちゃん自身の発音なら聞き取れるニホンちゃんでも全く分かりません。
と言うよりアメリー君、エリザベスちゃん、オージー君ですら全く意味が分からないようです。
この前もアメリー君のお家のMcDonald's Hamburgerをメクドゥネルドゥヘンボゴと発音されて、
誰もまさかニホンちゃんのお家で言うマクドナルドハンバーガーとは気付かなかったぐらいですからまぁ当然ですが。
「ニダ?ウリナラで今はやっているインディーズラップニダ。実に素晴らしいニダ」
「ふーん。どういう歌詞なの?」
「ウリナラの言葉とアメリーの言葉で書いてあるニダ。ウリナラのは分からないだろうからみんなが分かる言葉に訳したのを持ってきているニダ」
妙に手回しがいいカンコ君です。
そう、彼がこういう事をしたときは必ず裏にとんでも無い意図が隠れているのはもはや言うまでもありますまい。
−まぁ大抵はカンコ君の自滅で終わるのですが−
「それと曲もあるから聞くがいいニダ。言っておくニダが無料配布されているからコピーしても大丈夫ニダ」
と言ってカンコ君は歌詞カードと共にCD-Rも取り出しました。
「取りあえずオリジナル版の歌詞カードを見てから翻訳版を見るニダ。オリジナル版じゃないと韻が分からないニダ」

The Song of Kanko−Indies Rap Taste− Vol.2

と言いつつニホンちゃんを初めたまたまその場に居合わせたアメリー君、エリザベスちゃん、オージー君、タイワンちゃんにCD-Rを配るカンコ君。
みんなそれぞれ鞄の中に入っているポータブルCDプレイヤーにセットして取りあえず聞き始めました。
しばらくして・・・
聞きながら歌詞カードを読んだみんなの顔は完全にげんなりしています。
それもそのはず。まぁ歌の内容自体は実にカンコ君らしい、いつもの物なのでみんなもはや慣れっこ。
今回はそれ以上に凄まじいカンコ家流のエリザベスちゃんのお家の言葉の発音にみんな呆れを越えて茫然自失の状態です。
それもそのはず。何と冒頭にカンコ君が謳っていたフレーズは、
Fuckn' Nation Japanese Fuckn' Nationと言う物だったのです。
「・・・・カンコ」
アメリー君が偏頭痛を抑えながらカンコ君を呼びました。
「何ニダ?」
「お礼にたっぷりと本場の発音を聞かせてやるよ」
「それはうれしいニダ。一体何ニダ?」
「まぁ聞けば分かる」
「分かったニダ」
曲を聴き始めてしばらくするとカンコ君はガクガクプルプルと震え出しました。
終いには涙目になり、曲が終わるやいなや脱兎のごとく駆け出しました。
そういつものあのセリフと共に。

「ふぅ、これを持ってきていて良かったよ」
ほっとするアメリー君が手に持つCDのジャケットにはこんな文字が書かれていました。
ICE CUBEのBLACK KOREAと

解説 名無しのゴンベ ◆09SquFN9wU 投稿日: 02/11/18 21:10 ID:9WFe9nLL
The Song of Kanko−Indies Rap Taste− Extra Track

ども、ニホンちゃん作者としてはお久しぶりの名無しのゴンベ ◆09SquFN9wUです
ソースは例の韓国のインディーズラップです。
引用するにはあまりに下劣だったのでこの程度で済ませました。ごめんちゃい
オーストラリア英語の聞き取りにくさの元凶は「エイ」と発音するところを「アイ」と発音するからです。
端的に言えばトゥデイがトゥダイになるため聞き取りにくいのです。

ちなみにオチは二重オチです

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