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第1309話 てすと 投稿日: 02/11/28 21:46 ID:sd2UZRPr
この間の選抜実力テストが返ってくるとあって、5年地球組はだ

れもが落ち着きがありません。フラメンコ先生はそんな子供達を

みてにんまりと笑いました。
「はーい、これからテストを返しますけど、成績順に名前を呼び

ますからね」
その一言にみんな顔を真っ青にしました。
「っちょっと先生待ってよそんなの児童権利法違反だよ」
アメリー君をはじめみんなそうだそうだとわめき散らしますが、フラメンコ先生はコンマ1秒で却下しました。
もはや情け容赦もありません。
鬼や悪魔のののしり声が上がりますが、フラメンコ先生は鼻歌をうたいながら答案を配りはじめました。
「まず第1位は・・・カンコ君!」
「「「「「ええぇぇぇっ!???」」」」」」
「なじぇみんな変な声だすニダ!」
カンコ君が憤慨すると、ゲルマッハ君が嫌味をいいました。
「お前が1位を取れるはずないじゃないか、さてはカンニングしたんだろうカンコ?」
「ウリはそんな卑怯者じゃないニダ!」
顔を真っ赤にして怒るカンコ君、いまにもニホンちゃんを睨んでに喰ってかかりそうな雰囲気です。(ゲルマッハ君に直接怒りをぶつけないのがカンコ君らしいところですが)
「あ〜、今回はカンニングの事実はありませんでした。それよりゲルマッハ君?」
「はい先生」
フラメンコ先生が指摘します。
「カンコ君の事より自分の事を心配してね。今回ボロッボロじゃないのビリから数えたほうが速いわよ?」
「・・・!」
一瞬にして石化するゲルマッハ君。
「もっとしっかり問題を理解してくれると先生うれしいんだけど」
「・・・・・・・・・・・・」
「ほらほらゲシュタルト崩壊してない! え〜とつぎ第2位はニホンちゃん」
こうして、テストが次々と返されるなか、自分の番がきてもゲルマッハ君はぶつぶつと机に向かって小人さんとおしゃべりし続けていたそうです。

いとふゆ

解説 machina ◆.LQj97Xmzk 投稿日: 02/11/28 21:49 ID:sd2UZRPr
>>766
元ネタはこちら
http://www.yomiuri.co.jp/05/20021128id04.htm
http://www.unicef-icdc.org/presscentre/presskit/reportcard4/repcard4e.pdf

先進国ほど成績が悪くなっているという罠

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