戻る <<戻る | 進む>>
第1314話 書き人知らず 投稿日: 02/12/02 23:51 ID:jG2VU6BK
黒ヤギさんたらお手紙食べた 

朝の教室。クラスのみんなは思い思いの時間に登校してきます。そして朝のひとときを、
おしゃべりで過ごすのです。
そんなまったりとした空気を壊すのが、大得意な人もいます。・・・もちろんカンコ君です。
血相を変えて飛び込んでくるカンコ君。それを見たニホンちゃんは憂鬱です。
(はぁ〜、またなにかあったのかしら・・・)
ところが、カンコ君の足はニホンちゃんを素通りしてアメリー君へ向かいました。
「アメリー、昨日メールしようとしたら、受け付けてくれなかったニダ! どうなってるニダ!!」
「ああ、メールね。お前の家から来るメールは届かないようにした。」
しごくあっさりと、アメリー君は事実を言いました。むろん、カンコ君は納まりません。
「なんでそんなことをするニダァ〜!」血中カプサイシン濃度、上昇中です。
「お前の家から、ウィルスだのなんだのと、うっとうしいのが、いっぱい来るんだ。だからさ。」
「そ、そ、そんなハズは無いニダッ! ウリの家はITが進んでるニダ。ニホンなんかと違うニダ!」
さすがカンコ君。こんなときでも、ニホンちゃんを貶めることは忘れません。
もともと気の長くないアメリー君は、だんだんいらだってきました。
「じゃあ、うちのビルおじさんが作ったソフトを入れろよ。それとも、おれになんか文句でもあって、
こっそり仕返しでもしようってのか?」
アメリー君の怖さは、カンコ君も、よ〜く知っています。ここは引き下がるしかありません。
「いいいい、陰謀ニダ。これはウリへの陰謀ニダ!ウリは間違ってないニダぁ〜。」


解説 書き人知らず 投稿日: 02/12/02 23:53 ID:jG2VU6BK
ソース:
http://japanese.joins.com/html/2002/1126/20021126200123400.html

これでもIT大国なんですね(w

この作品の評価を投票この作品の評価   結果   その他の結果 Petit Poll SE ダウンロード
  コメント: