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第1323話 捕鯨船員 投稿日: 02/12/10 01:12 ID:QgOLfwmc
今日もおおむね平和な地球町。
昼休みの教室で、マターリ和んでいるニホンちゃんに黒い影が近寄ります。
そう我らがカンコくん…ではなく、デンマーくんです。
「どうしたの?」
のんびりとニホンちゃんは尋ねます。
「ニホンちゃん、この間キミがノーベルくんから貰ったメダルの事だけど」
「ああ、あれ? あれがどうかしたの?」
「どうしたの? じゃないよ! あの“肉の重さを正確に測る方法”は確かにキミが考えたものだけど、それをみんなが使えるようにしたのは僕なんだよ!」
「あ、あの、そうかも知れないけど、最初に考えたのはわたしだし……」
たじろぐニホンちゃんですが、反論はします。成長しましたね。
「でも、使えなかったら意味ないじゃないか!」
「ニホンはいつもそうニダ! いつもウリナラ起源を自分のものに……」
『カンコ(くん)は黙ってろ(て)!!』
二人同時に叫びます。
「あ、アイゴー……」
「で、どっちの言い分が正しいんだ?」
メダルを上げた張本人にアーリアちゃんが尋ねます。
「あのメダルは“最初に見つけた人”にあげることにしてるんだ。デンマーのいうことも判らなくはないが、ね」


解説
初投稿です。
肉の重さを正確に測る方法 → たんぱく質分子の質量測定手法(記事より抜粋)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021209-00001024-mai-soci
田中氏のノーベル賞は不当だとデンマークの科学者が抗議したそうです。
言い分はほぼ上に書いたとおり。
それに対し、ノーベル財団の対応も上のとおり、だそうです。
化学はよくわからんので上のような表現になってしまいました。
お目汚しすまそ。しゃ(以下略

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