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第1341話 brother ◆6Vre9lRf4. 投稿日: 02/12/17 19:20 ID:BRK2eRyz
「マサノリおじさん」

「ねー、武士、武士ったら!」
ニホンちゃん、ウヨ君に向かって興奮気味に話し掛けます。
「なんだよ姉さん」
ウヨ君は、なぜか浮かれている姉を不思議に思いながらも、つっけんどんに答えました。
ニホンちゃんは、それでも嬉しそうに、
「あのね、武士。私ねぇ・・・」
と、もったいぶります。
「なんだよ」
ウヨ君はちょっとイライラしながら聞き返しました。
「私ねぇ・・・あなたがマサノリおじさんに褒められているのを聞いちゃったの!」
「ええ!?」

マサノリおじさんとは、ニホン家の中でも1・2を争うほどお堅い人で、人を褒めることなど滅多にしない人です。
「な、なんで?」
ウヨ君はビックリしています。
「私もよくわからないんだけど。どこかのおじさんと立ち話しているところを偶然見かけて、立ち聞きしてたんだけどね。
その中でね−−−−
『ウヨ君ですか、あの子はもうちょっと自制心をつけて暴走しないように心掛ければ、立派な青年になることでしょう』
−−−−って、マサノリおじさんが言ってたのを聞いちゃったのーーー!!!」
ニホンちゃん、自分が褒められたわけでもないのにもう有頂天です。
余りのうかれっぷりに、ウヨ君はちょっと引いてしまいましたが、マサノリおじさんに言われて悪い気はしません。

「そうか・・・。そこまで期待されたら、期待に沿わないわけには行かないな」
ウヨ君は、『立派な、家族を守れるニホン男児になろう』と心に誓うのでした。

(終り)

解説 brother ◆6Vre9lRf4. 投稿日: 02/12/17 19:20 ID:BRK2eRyz
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ソース(ひろゆきのメルマガより)
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/2003/reader/01-re1.html

ソースでは批判要望も含まれてましたが、好意的拡大解釈をしたらこうなりました(笑

マサノリおじさん→正論(雑誌)
「論」と言う字は「のり」とは読みませんが、「ショウロン」とか「セイロン」だと違う国の人のようなので、無理やりそう読むようにしました。

自分が作話する時は、ウヨ君=2ちゃんねらなので、こういう書き方になっています。
お目汚し失礼しました。

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