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第1649話
名無しさん3エロエロ大魔人2号
投稿日: 03/09/10 02:45 ID:2vZ2WQWw
「謎のサイン」
クーロイ君がパツキン君の部屋に物を借りに来ました。しかし当のパツキン君は不在
でした。
「さっきまでいたのに。遊びに行ったのかな」
仕方なく帰ろうとしたその時です。ふと彼の机の上に置かれていた数枚のメモ帳に気
がつきました。
「?何だこれ」
ふと目をやりました。何か不自然な記号やマークが書かれています。ねじれたり直線
になったりしています。
「・・・わからないな。算数か理科の復習でもしてたのかな」
とりあえずアメリー君を呼びました。
人目見てアメリー君の顔色が変わりました。
「クーロイ、これは宇宙人の仕業だよ」
(またか・・・)
X−ファイルモードに突入です。ほとんどチューゴ君の『料理』と変わりません。
「元々パツキンの部屋の辺りには怪しげな怪生物の目撃が絶えない」
「チュパカブラとかね」
最近話題の謎の爬虫類系の怪物です。
「それのいくらかは宇宙人ではないかと言われてるんだ。キャトルミューティレーシ
ョンは知っているだろう」
「牛が目とか内臓だけなくして死ぬあれだね」
真相は蝿とか蛆に食べられたのですがアメリー君は信じてはいません。
(こいつにそういうこと言っても無駄だしな)
流石に家族だけあってよくわかっています。
「おそらくパツキンは宇宙人と何らかのコンタクトをとっているんだ。ひょっと
したら彼等に洗脳されているかも知れない」
(そうだとしたらイラクんとこの親父の一千万倍やばい話だろ)
突っ込み役へ内心突っ込みを入れます。
「これは一大事だ。慎重に捜査を始めよう」
「へいへい」
そこへ当のパツキン君が帰ってきました。髪はやはりリーゼント。
「二人して何の話をしているんだよ」
「あ、いやちょっと・・・」
アメリー君の手に隠されたメモに気付きます。
「それおいらの部屋のメモ帳じゃないか」
「パツキン、これは・・・」
アメリー君が問い詰めようとします。
「そうか、二人共ようやくこの髪形の素晴らしさに気付いてくれたか」
「へ!?」
「WHAT!?」
二人は目を丸くしました。
「これはおいらのリーゼントのスタイルを考えてたメモだよ。リーゼントつっても
色々あるだろ」
「・・・まあ」
「バシッと決めて格好よくするにはどうしたらいいか、ちょっと考えてたんだ。や
っぱりロックンローラーは常に決まっていないとね」
「・・・小学生でロックンローラーもねえだろ」
「同感」
「二人共どれがいいと思う?おいらに一番合ってるのはどれかなあ」
「・・・そんなことは自分で考えてくれ」
「大体僕パンチかアフロだし」
アメリー君はやけにがっかりして帰って行きました。クーロイ君も借りたかった物
を借りると帰って行きました。
「ちぇっ、二人共リーゼントにはしないのかよ、面白くないなあ」
パツキン君が部屋に帰ったその時です。
「ルーンヤッ、チュパカブラだぞーーーーっ」
怪しげな怪物がいました。
「牛の血吸ったらかえるわ」
隅っこで吸血鬼みたいに牛の血を吸いはじめました。
「モオオーーーーーーーー」
「どれがいいかなあーーー」
怪物を無視して机で思案にふけるパツキン君でした。結局怪物いるんじゃん。
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