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第1697話 名無しさん ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 03/10/31 03:31 ID:YaTcTSJ0
                「カンコ君の智略」
 ニホンちゃんは今日もカンコ君家に呼ばれています。
 「わたしが嫌いなのに何でいつも呼ぶんだろう」
 それが男心というものです。誰もがパラ雄君みたいにストレートに好意を言う
わけではありません。
 「ふん、ウリは寛大ニダ、町の嫌われ者の御前を気の毒に思い特別に呼んでやって
いるニダ、ウリに感謝しる」
 皆ニホンちゃんとこには来るのにカンコ君とこには来ないのはケンチャナヨ。
 「しかしウリはニホンだけを呼んでいるニダ。何で御前まで来るニダ」
 「姉さんを男と二人だけにするわけにはいかないからな」
 ウヨ君もいます。
 「それにチョゴリと一緒に勉強する予定があるしな」
 「じゃあチョゴリのとこへさっさと行くニダ」
 「言われなくてもすぐ行く」
 チョゴリちゃんの部屋に向かいます。そこでくるりと後ろを向きます。
 「くれぐれも言っておくが姉さんに変な真似したら・・・わかってるな」
 目が本気です。
 「ウ、ウリは君子ニダ、そんな事はしないニダ」
 ウヨ君の殺気にびびっています。
 かくしてカンコ君の部屋に呼ばれたニホンちゃん、二人で勉強をしています。
 「ニホン、教えるニダ」
 「そこはね」
 カンコ君のぞんざいな態度をスルーして優しく教えてあげます。
 「それにしても何か暑いなあ」
 ニホンちゃんは着物なのに対してカンコ君は半袖、半ズボンです。秋だというのに。
 「どうしたニダ、ニホン」
 「あ、何でもないの」
 控えめなニホンちゃんは何も言いません。ただ温度計を見ると三十度になっています。
 「嘘・・・・・・」
 秋の服装にはこたえます。ニホンちゃん汗だくです。
 「うーーーん、暑いよお」
 黒く長い髪が汗で乱れ肌に纏わり付きます。紅と緋色の着物も乱れていきます。白い
太腿がちらり。
 (ハァハァ・・・)
 カンコ君もう全身真っ赤です。けどこれはいつもの事なのでニホンちゃん気が付きません。
 白い足袋から伸びる脚、もう付け根まで見えています。胸ははだけかけ乳首まで露に
なりかけです。
 (も、もう少しニダ)
 鼻血がでそうです。そこで。
 ブツン
 部屋は真っ暗になりました。
 「嘘!?」
 暫くして灯りが点きました。同時にこちらへ全速力で向かって来る足音。
 「兄さん、また暖房つけ過ぎたニダな!」
 チョゴリちゃんです。ブレーカーが落ちたのですね。
 「チョゴリ・・・・・・」
 「いつも節約しろとオモニに言われているニダ、気をつけて欲しいニダ!」
 「おいチョゴリ、何もそこまで言わなくても」
 ウヨ君が宥めに来ます。そこで彼が見たものは。
 「ね、姉さん何て格好してんだよ!」
 そこにはニホンちゃんのあられもない姿が。
 「えっ・・・きゃあ!」
 それに気付いたニホンちゃん慌てて服と髪の乱れを直します。
 「そうかカンコ、貴様これを狙って暖房を入れていたのか」
 ウヨ君の整った顔に無数の青筋が浮かび上がります。白い超長ランが怒りでたなびきます。
 「そ、それは誤解ニダ、チョゴリ、御前からも何か言うニダ」
 そこへチョゴリちゃんの痛烈な一言。
 「知らないニダ、助平な兄は氷に包まれて頭を冷やすニダ!」
 「そうだな、氷がいいな」
 背中から奇妙な形の剣を取り出しました。
 「喰らえっ、幻夢氷翔剣!」
 「アーーーーイーーーーゴーーーーオーーーーッ!!」
 氷づけにされた上角刈り褌男の胸毛、スネ毛、腋毛の怖ろしい幻覚まで見させられた
カンコ君でした。

解説 名無しさん ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 03/10/31 03:37 ID:YaTcTSJ0
 今回のソースはこちら。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/10/21/20031021000037.html
 何か無駄使いは韓国の文化風土にあるような。

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