戻る <<戻る | 進む>>
第1700話 名無しさん ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 03/11/01 14:20 ID:2BVTUeQG
               「遂に出た!究極の格闘技」
 「ふっふっふ、ウリは遂に最強となったニダ」
 「最狂の間違いじゃないのか?」
 「いい加減聞き飽きたアル」
 観客のいつもの突っ込みをものともせずカンコ君はニホンちゃんとウヨ君に対峙しています。
 「姉さん、今度はどうしたの?」
 「わたしもよくわかんないんだけどここに来いって言われて」
 二人も事情がよくつかめていません。よく見たら二人のクラスの皆が集められています。皆
よく付き合いますね。
 「たまたま暇だったし」
 「今度はどんなネタ振ってくれるか楽しみだし」
 そういうことですか。
 「ウリナラ半万年の伝説の暗殺術、とくと見せてやるニダ」
 腕を組み高笑いを始めました。
 「暗殺術って人に見せたら意味無いだろ」
 「何も考えていないアルな」
 そんなことはケンチャナヨ。カンコ君ゆっくりと構えをとります。
 「これがウリナラの歴史の陰で伝えられてきた暗殺術・・・」
 身体がゆらゆらと動きます。
 「テッキョンニダ---------ッ!!」 
 「・・・・・・・・・」
 一同呆然としています。アメリー君がポツリと一言。
 「確かテコンドーでも同じ事言ってたな」
 「いつもの事アル」
 チューゴ君が頷きました。
 「で、どっちが最狂なんだ?」
 「あいつ自身がそうアル」
 二人の突っ込みをよそにカンコ君の自慢は続きます。
 「二千年前に完成された伝説の暗殺術、それが今復活したニダーーーーーッ!」
 アメリー君とチューゴ君の突っ込みはもう耳に入っていません。いつもの事ですが。
 「また言ってるぞ、あいつ」
 「後でおしおきアル」
 やばい方向に話がいってるのもお構い無し。
 「テコンドーにも勝るこの暗殺術、皆ウリにこれを教わるニダ、そしてウリを尊敬
しるーーーーーっ!」
 「暗殺術をおおぴらに教わるの?」
 「じゃあ何の為の暗殺術だよ」
 ニホンちゃんとウヨ君の冷静な突っ込みは耳を素通り。しかしそこへ。
 「兄さん、こんなところにいたニダか」
 チョゴリちゃんがやって来ました。
 「チョゴリ・・・・・・」
 「また部屋を散らかしたままにして出て行って。オモニがカンカンニダよ」
 「オモニが・・・」
 カンコ君の顔が急に蒼ざめていきます。折檻を思い出したのでしょうか。最強の暗殺術を
身に着けている筈なのに。
 「また訳のわからないこと言って。うちの人がここんとこ細々とやっていた格闘技を今更
持ち出してどうするつもりニダ」
 「え!?」
 「暗殺術じゃないのか?」
 「ここんとこ細々と!?」
 チョゴリちゃんの言葉に皆目が点になります。
 「二千年前にそんなもの無かったニダよ。チューゴさんを家に教えてもらったものを勝手
に自分のものにするのは良くないニダ」
 「アイゴオ・・・」
 うなだれるカンコ君。
 「さ、帰るニダ。すぐに部屋を片付けるニダよ」
 「アイゴオオ・・・」
 兄を引っ張って家へ帰って行きます。
 「結局そういうオチか」
 「まあそこそこ楽しめたからいいか」
 皆それぞれ帰っていきます。
 「何かいつもと変わらないね」
 「まあカンコだからね。さ、帰って宿題でもしようよ」
 「そうね」
 夕陽の中帰っていくニホンちゃんとウヨ君でした。

解説 名無しさん ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 03/11/01 14:25 ID:2BVTUeQG
 ウリナラに二千年前から伝わる伝説の格闘技を。
ttp://members.at.infoseek.co.jp/koreawatcher/docs/taekkyun-defi.htm
ttp://academy.2ch.net/korea/kako/1022/10222/1022231311.html
 二千年前、ねえ。また捏造か。
 結局李氏朝鮮、古くて高麗時代のものでしょう、大体暗殺術なのか、これって。

この作品の評価を投票この作品の評価   結果   その他の結果 Petit Poll SE ダウンロード
  コメント: