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第1753話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/01/30 06:26 ID:mYbXQ5p8
「雪の降る町で」
「ふ〜〜〜〜、堪えられねえぜ」
ロシアノビッチ君がウォッカを呑みながら町を歩いています。
「こんな寒い日はやっぱり酒だな。寒さなんか吹き飛んじまうし」
と言いつつ毎日飲んでいますが。
「さてと、そろそろ帰るか。雪も降ってきたし」
見れば積もりはじめています。コートも着ておらず上に丈の長い
ブレザーを着ているだけです。
「ちと薄着だったかな。まあいいや。家に帰ればまた一杯やるし」
そしてバス停へ向かいます。
「・・・・・・遅せえな」
雪で遅れているのです。次第に待ちくたびれてきました。
「・・・・・・まだかよ」
しかし気の長い彼、待ちます。しかし一時間経っても来ません。
「・・・・・・まあいいか。飲みながら待てばいいし」
そうして飲んでいました。三十分後。
「ゴーーーーーッ」
酔い潰れてベンチに寝てしまいました。バスはとっくに出て行っちゃいました。
気がついた時は真夜中です。そして次の日。
「ハックション!きしょーーーい」
完全に風邪をひいてしまいました。学校を休んで家のベッドに寝ています。
「お兄ちゃん、昨日何処行ってたの?」
「真夜中に雪だらけになって帰って来て。ヒマラヤの雪男かと思ったわよ」
カザフスちゃんとタジキスちゃんが呆れ顔で看病しています。
「・・・・・・俺は化け物かよ」
ロシアノビッチ君妹達に看病されながらベッドで文句を言っています。
「とにかく今日は一日中寝てなきゃ駄目よ。さもないとこじらすわよ」
「そうそう、替えのトランクスとかここに置いといたから。安静にね」
妹達はそう言うと出て行きました。
「・・・・・・ここはあれをやるか」
ロシアノビッチ君替えの下着とかを見ながら呟きました。
まず起き上がり下着を何枚も着ます。その上からセーターとか思いっきり厚着。
そして部屋の暖房を効かして素足はお湯の中に入れます。
「そして何といってもこれだな」
取り出したるはウォッカ。思いきりラッパ飲みです。
一本、二本、次々と飲み干していきます。
「これでよし」
何本か空にしました。そしてそのままベッドに入ります。
そのままお休み。凄まじい量の汗をかきます。
「おう、お早う」
ロシアノビッチ君は元気に起き上がって来ました。風邪は全快です。
「あれっ、お兄ちゃん風邪は?」
「昨日真っ赤な顔してたのに」
妹達が問い掛けます。
「そんなもん一日寝てりゃぁ治るよ。さ、朝飯作ってくれ」
「うん」
そして元気に朝ご飯を食べて学校へ行くロシアノビッチ君でした。
しかしまた酔い潰れて外で寝て風邪を引いたとか。困った人です。
「ハーーークッション!」
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/01/30 06:30 ID:mYbXQ5p8
今回のソース。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040117-00000025-kyodo-int
あとロシアの風邪の治し方。見づらいですが。
ttp://plaza.rakuten.co.jp/utasyamisen/005002
今回ロシアノビッチ君の妹はビー玉さんのイラストを見て。可愛いですよ。
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