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第1759話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/02/15 23:51 ID:FBSFOkIE
「チューゴ君の手料理」
「皆、今日は暇アルか?」
授業が終わって帰ろうとするとチューゴ君が皆お呼び止めました。
「ああ、今日は特に何も無いしな。イラクん家にも寄るつもりないし」
「わたしも。武士は空手習いにリュー君の部屋に行くらしいけれど」
「ま、たまにはあんたの家にも行ってあげるか」
「ヒック、俺はまあ宴会なら喜んで行くぜ」
「香ちゃんいるよね、だったら僕も」
クラスの殆どのメンバーが暇でした。かくしてチューゴ君家に皆
集まりました。
「で、なにするつもりだ?」
「目の前の鉄板と鍋が気になるけれど」
「ところで香ちゃんは?」
「マカロニーノ、香は遊びに行ったアル。今日皆に来てもらったのは
皆に僕の料理をご馳走する為アル」
「おっ、それは中々」
「いい考えじゃない、あんたにしては」
タイワンちゃんの言葉が引っ掛かりますがスルー。まずはスライス
した肉を。
「焼肉アル」
それは起源は・・・・・・ここでは言わないでおきましょう。
鉄板の上でどんどん焼いていきます。皆それを次々に食べていきます。
「美味いアルか?」
「うん」
皆答えます。続いて野菜や鶏みたいな肉を。
「スープアル」
鍋にそれを入れ煮込みます。そして椀に入れ皆に振舞います。
「こっちはどうアルか?」
チューゴ君探る目で尋ねます。
「美味いよ」
「この鶏がえらく美味しいわね」
こちらも好評です。かくして焼肉もスープもあっという間になくなりました。
「皆よく食べたアルな」
チューゴ君空になった鍋と鉄板を見てご満悦です。
「ああ、引き締まって結構美味い肉だったな」
アメリー君が言います。
「鶏も美味しかったし。ダシがよく出ていたわ」
「また腕を上げたみたいね。一体何処で肉を仕入れてきたの?」
「知りたいアルか?」
「勿論」
皆口を揃えて言いました。
「じゃあいいアル。教えるアル」
「何処だろ」
「えらくいい肉屋みたいね」
皆期待に胸を膨らませています。さあ、チューゴ君の言葉は。
「動物園アル」
ガビーーーーーーーーーン
皆その言葉に激しく打ちのめされました。
「何じゃそりゃあ・・・・・・」
「実はうちの動物園でクジャクとラクダが余ってどうしようかと考えていたアル。それで
料理にしてみたアル」
チューゴ君ニコリと笑って言いました。
「ラクダか。そういえばそんな味ね」
リビアちゃんが頷きながら言いました。
「クジャクでしたの。そういえばそんな味でしたわ」
「またえらく懐かしい味だね」
フランソワーズちゃんとマカロニーノ君も納得しています。どうも彼等の家では昔
食べていたようです。
最初は皆驚きましたが食材を聞いて皆落ち着いています。どうも両方共そんなに
拒絶反応を示すものではなかったみたいです。
「僕もこれは皆食べるかどうか不安だったアルが好評だったアルな。安心したアル」
「けれど今度は事前に言ってくれよ。何の肉かわからないと不安だしな」
「あたしも。そりゃあんたんとこは何でも食べるけれど闇鍋じゃないんだから最初
に言ってよね」
「タイワン、御前が言うなアル」
かくしてチューゴ君の料理は程無く終了しました。しかし直している時カンコ君
がボソッと一言。
「焼肉はウリナラ起源ニダ」
「何ーーーーーっ、カンコ今何言ったアルかーーーーーーッ!」
チューゴ君、自分の料理でケチをつけられ料理モードに突入しました。これはまずい。
「・・・・・・とニホンが言ったニダ」
ここで責任転嫁。しかし。
「あれはニホンのとこに居候しているザイやザイニーののアイディアだったアルな。ついで
に責任転嫁とはいい度胸アル、許せんアル!」
チューゴ君知っていました。かくして料理モードに突入し中華鍋を銅鑼の様に
叩きながら追いかけて来る彼に追い立てられ回るカンコ君でした。
「アイゴ〜〜〜〜〜、チューゴ君今日は特に怖いニダーーーーーッ!」
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/02/15 23:54 ID:FBSFOkIE
ソースはこちら。ラクダやクジャクは食べた事ないです。ダチョウとかはありますが。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040128-00000029-mai-int
両方共食べられているんですね。クジャクはかってローマの宮廷で珍味とされていたとか。
これはソース無しですが。
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/7753/LINKHP/nikuya.htm
ttp://www.ohotuku26.or.jp/organization/foodtech/main/old/zakki/zakki20.htm
ちなみに今回は使いませんでしたが病気には注意。
ttp://fpj.peopledaily.com.cn/2003/06/20/jp20030620_29955.html
ttp://www.pref.fukushima.jp/eisei/syokuan/doubutu1/kansensyou/dai26gou.htm
そういえばこの銅鑼みたいに鍋叩いて来るチューゴ君の話もどっかであったような。
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