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第1763話
マンセー名無しさん
投稿日: 04/02/19 02:12 ID:cQoF3Ex6
時事やリアル系が連続で投下されてる中・・・果たして出していいものやらと悩みつつ・・・
いえ、ちゃんと読みましたよ?「新しい話を書くときの注意云々」
ところで・・・ゲルマッハ?ゲルマンスキー?
どっちなんでしょうか(´・ω・`)
「個性と…」その壱
五年地球組みの教室では今日も朝っぱらから大騒ぎ。
勿論、その中心にいるのは例の2人。
そう、自称世界一優秀な民族のカンコ君と日之本さくらことニホンちゃんです。
「ファビョーン!宿題忘れてしまったニダァッ!!どうしてくれるニダッ!?ニホン!!謝罪と賠償をしろぉぉぉ」
「そっそんなこと言ったって…わたし…わたし…カンコ君が忘れるだなんて…」
「五月蝿いニダ!!言い訳聞きたくないニダ!!さぁっ、さっさっとニホンがやった宿題よこすニダ!!
ウリがやったことにして提出してやるニダ!!それが駄目だなら謝―――」
そこへニホンちゃんの友人のタイワンちゃんが割り込みます。
「ちょっ、アンタ何無茶なこと言ってんのよ!?だいたい宿題を持ってこなかったアンタが…」
「五月蝿いニダ!五月蝿いニダ!ニホンに金を積まれて捏造証言する小島娘の話なんか聞きたくないニダ!!」
これはちょっと言い過ぎですよ?カンコ君。当然、次の瞬間にはタイワンちゃんの渾身の一撃がカンコ君の
顎にヒットします。
「あっあgぅごぉっっぉをうぉおう」
何だかよく分からない声を上げて天井高く舞うカンコ君。そう、それはまるでストリ…――ドサッ…
犬とキムチによって脅威的な体力を持つカンコ君もこれは効いたみたい。死にかけのカエルみたくピクピクピク…
「ほんっとぉっ!!!あんんたってぇっ!!!サイッッッッッッテェィッッ!!!」
タイワンちゃん決めの一喝。お見事…
付近にいたクラスメートたちも彼女の鬼迫に圧されただボーゼン。
ところが1人。その様子を冷静に見ていた子がいました。クラス一の合理家、ゲルマッハ君です。
そして彼はポツリと一言。
「あいつは…改造の必要がありそうだな…」
果たしてゲルマッハ君の真意は?(つづく)
その弐
次の日。
十字バンソウコウの貼られた顎をさすりながらニダニダと登校するカンコ君。なにやらブツクサ言っています。
「うぅぅ…タイワンの奴ぅ・・・。アイツ顎を砕いたから、昨日一日ニホンに謝罪と賠償を要求出来なくて欲求不満だニダ」
顎が砕かれたのに一日で再生すること事態ありえないですが…そこはカンコ君。ケンチョナヨです
とにもかくにもカンコ君。
溜りに溜まった性よ…じゃないストレスと怒り、さぁこれをどうニホンにぶつけてやろうかと
足りない…もとい、ない知恵をふりしぼっています。そこへ…
「おい、カンコ話がある」と彼を呼ぶ声。
「ニダァ?」と振り向くと金髪碧眼の少年…ゲルマッハ君が立っていました。
「なっ、何のようだニダ!」
警戒するカンコ君。
無理もありません、普段からカンコ君とゲルマッハ君はあまり話しをしませんし、彼――ゲルマッハ君は
妙にニホンちゃんに優しいのです。だからきっと昨日の復讐に違いない。ニホンの陰謀だニダァ!と思ったのでした。
「安心しろ。仕返しなんかじゃないよ」フッと笑いながらゲルマッハ君。
一方、カンコ君。自分の考えをズバリと言われますます動揺します。
「な、なんで…ウリの考えてることを…」
「さて、何でだろうな?」
ニヤリとゲルマッハ君
さてさてカンコ君どうなる?(つづく)
その参
「…無駄に長いな…何でお前ごときでこんなにストーリーが長くなるんだ?」
それは痛いよゲルマッハ君。
「アッ、アイゴー…」
ほら、「ごとき」なんて言われたからカンコ君だって思わず涙ぐみます。
「それだよ、カンコ」ゲルマッハ君パチンと指をならします。(聞いちゃいないのネ)
「お前は何か辛い、悲しいことがあればすぐ『アイゴー』。意味もないのに語尾に『ニダ』。
そして何かあれば『ウリが起源…』。単純すぎるんだよ…。が、それだけならまだイイ。
同一もしくは、よく用いる言葉や表現法はどの民族にでもあるからね。
だが、お前の…いやお前の民族の場合、先ほど上げた様な言のほうに熱を入れすぎなんだ。
同じことを何度も何度も…無駄だと思わないか?
{泣く=アイゴー}{痛ッ=アイゴー}{性交時の声=アイゴー}{絶望におちいった時=アイゴー}
そのくせ、罵倒する言葉は星の数ほど…なんだ?この無駄さは?
そして普段の声のデカサ…まさにcalの無駄だ。時間にルーズで遅刻毎日…無駄が多い。
そして…極めつけは…お前がニホンちゃんに会った時の第一声を言ってみろ」
「しゃ謝罪と賠償を…」
「それだよ!それこそ無駄だ!不合理だ!朝から晩までピーチクパーチク謝罪と賠償…
それに合理的な根拠があるならまだしも、ただのイチャモン。まさに無駄だ」
「じゃっ、じゃぁどうすれば良いニダァ…?」
「ニダをつけるな、無駄だ」
「アイ…むぐぅむぐぅ」
『アイゴー』と悲嘆しようとするカンコ君の口を素早くゲルマッハ君はつかみます。
「これも無駄だ。つまりお前はほとんど『(ry』ですむ程度の言葉を無駄に毎日、毎日まきちらして
いるわけだ。だが…安心しろ。我がゲルマン一族の科学の粋を集め、お前を改造してやる。この改造を
うければ無駄な言葉は全て『(ry』になるぞ…」
(一応、例の血を継いでるためかこういう時はものすごく迫力がある)
「むぐぅ、むぐぅぅ!!むぐぐぐ…むぐぅ!!」
カンコ君危うし!?その時でした。
「何をしてるの…?」
無駄に長くてスマソ(つづく)
その四
ゲルマッハ君が振り向くと
「ニ、ニホン…」
「ゲルマッハ君?何をしてるの?それに…カンコ君?どうしたの?何があったの?」
「いや、コイツに自分がいかに無駄で不合理な人生を過ごしているかを教え…」
ニホンちゃんの急な出現にゲルマッハ君は油断したのでしょう。彼の手の力緩みます。
すかさずカンコ君は彼の手を払いのけ大声で叫びました。
「アイゴー!!ウリはこいつに改造されそうになったニダァ!」
「わっ、馬鹿こいつ…」
「ゲルマッハ君…」
じっと彼を見つめる悲しそうな瞳。流石のゲルマッハ君もこれには…
「どういうこと…?」
「うっあっ…そのぉ…」
「ゲルマッハはウリが普段してることが無駄だって言ったニダァァ アイゴー
アイゴー無駄、ウリが起源も無駄…に、ニホンに謝罪と賠償って言うのも無駄って言ったニダァ アイゴー
ウリに『(ry』で喋ろって言うニダァ!う、ウリはウリは…どうしたら…アイゴーォ、アイゴーォ…――」
「この黙れ!黙れってばっ!お前は無駄が…」
哀号の哀号の大合唱にゲルマッハ君は慌てて口を塞ごうとします…
「ちょっ、ねぇ…待ってよ。お願いだから…」
ニホンちゃんの手がゲルマッハ君の手を止めます
「けど…コイツは無駄が…」
なおを口を塞ごうとするゲルマッハ君。
瞬間、彼の頬に走る鋭く熱い感触。
ニホンちゃんがゲルマッハ君の頬を打ったのです。
そして…
「無駄だとかどうとか…そんなの人には決められないよ」
じっと――いつもは気弱そうな――でもは今は力強い意志で一杯の瞳でゲルマッハ君を見据えます。
「わたしね…わたし…アサヒちゃんやサヨック叔父さんに何時も言われているんだ…
『お前のニッテイ祖父(じい)さんはアジア町の人たちの個性を無視した。そこにある者たちを無駄だと決め付けた…』ってね
わたし…この話…信じたくない。でも、でも…本当だとしたら…ううん、例え本当じゃなかったとしても…
アサヒちゃんやサヨック叔父さんが言ってることを人にしたらイケナイ…って思ったの。
例え、卑屈で…気弱で…ブリッ子だっ…て言われてもね。わたしニッテイお祖父さんがイイ人だって信じてるし
…好きだしだから…だから…天国のお祖父さんが胸を張れるように…ニッコリ笑っていられるように…」
「ニホンちゃん…」
「それにさ、ホラ!あれだよ。カンコ君が急に静かになったらなんか寂しくない?
だってさ、カンコ君のとり得って賑やかなことだもん。でもさ、ちょっと迷惑なこともあるけど…
でもでも、カンコ君は元気なのが一番だし、だからさ…それでさ…」
少しずつ、少しずつ彼女の声は小さくなっていきます
「あれ?何でだろうね、カンコ君のことなのに…。なんかさ…わたし・・・お祖父さんが大好きで…あのね…でもね…しちゃいけないって…」
「わかったよ。わかったから…もう…だからさ。泣かないでよ」
ゲルマッハ君は顔をそむけ
そう。ニホンちゃんは必死に訴えてるうちに大粒の涙をポロポロ流していました。
大好きなニッテイお祖父さんをけなされたこと。ぶりっこ(追米政策)だといぢめられたこと…。
おおきな事故で沢山の親戚や知人が死んだ(阪神大震災)こと…
ほかにも沢山の悲しいことを思いだして…
その伍
…
……
………
ヨタヨタと歩いていくカンコ君の後ろ姿を眺めながらゲルマッハ君は呟きました
「うーん。本当によかったのかなぁ…アイツ…」
「いいの。だってあれがカンコ君だもの…」ニッコリ微笑むニホンちゃん。もう、涙はありません。
「でもさ…」
「理屈屋さんのゲルマッハ君には理解できないでしょうねー」
「なんだよそれぇ…じゃぁニホンちゃんはどうなんだよ?」
意地悪くゲルマッハ君は尋ねます。
「うーん…あれだね」
「あれ…って?」
「優柔不断でお人好し」
<おわり>
解説
マンセー名無しさん
投稿日: 04/02/19 02:30 ID:cQoF3Ex6
まじですみません。無駄に長いです。つまらんです。
ゲルマッハ君、微妙にキャラ違います
_| ̄|○さぁ とっと首を斬ってくれい
ところで…
お2人さん学校はどうしたのでしょう。
そして…ゲルマッハ君。なんで改造しようとしたのかな?
そしてちゃっかり「ちゃん」づけですか?
この部分が題の「と…」の部分だったりする。
もう言い残すことはない。
では
タ━━━;y=ー( ゚д゚)・∵━━.ン
†あ、度々すみません。
阪神大震災のヤツですがトラックって設定だったのを無理やり変えさせて頂きました。
では
タ━━━;y=ー†・∵━━.ン
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