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第1776話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/03/05 22:33 ID:zhcV+VWY
「ハングリーキッド」
今日は紫苑ちゃん家でパーティーです。かなり珍しいですがそれだけに皆
楽しんでいます。
「今日だけは喧嘩はなしよ。皆楽しんでね」
ホスト役の紫苑ちゃんが微笑んで言います。こうしていると神秘的で綺麗
な娘ですね。
紫苑ちゃんの家といえばパンがそこそこ有名ですが他にも鶏肉と葡萄の
料理もあります。これも中々好評です。
「で、今回の目玉はこれ」
ヨーグルトケーキ。何と紫苑ちゃんの手作りです。
「・・・・・・料理出来たのか!?」
皆の声。
「失礼ね。私だって料理位するわよ」
そのポーカーフェイスを少しムッとさせて言います。さてお味は。
「・・・・・・これは中々」
意外にも好評です。
「でしょう?私だって女の子よ。料理だってするわよ」
「確かにね。見直したよ」
マカロニーノ君が言いました。そしてその手は何時しか彼女の腰へ。
そこには青いミニスカートに包まれた細い腰と白い綺麗な生脚が。
「マカロニーノ、触ったら参加費十倍よ」
「そりゃないよお〜〜〜〜」
男をあしらう技も見事です。
ところで今参加費と言いましたがそんなに高くはありません。まあ板チョコ
一枚分といったところでしょうか。最後に払うのが今回のパーティー。しかし
そんなのケンチャナヨ、で済ます人もいるのです。
「さて、どうしたものニダか・・・・・・」
やはりカンコ君です。彼は今パーティーを食い逃げすることばかり考えています。
「普通に逃げても捕まるニダ。そうなれば・・・・・・」
紫苑ちゃんの恐怖の秘奥儀が彼を待っているでしょう。
当然お金が持って来ていないことがばれても同じ。彼女はことお金に関しては
誰よりもシビアです。
「こうなれば・・・・・・」
必死に考えます。そして秘策が閃きました。
「これニダ!」
咄嗟に叫びました。そして口臭を思いきり撒き散らします。
「ウワッ!?」
彼のキムチ臭漂う口臭は半端ではありません。何しろ十メートル先の蝿さえ
落としてしまうのですから。ってそれはもう人間じゃないぞカンコ君。
「ウググ・・・・・・」
これには皆たまりません。バタバタと倒れていきます。
「ニダッハッハッハ、こういう時の為に歯を磨いておかなくて正解だったニダ」
おい。
「さあ、今のうちニダ!」
目の前にある食べ物を片っ端からお腹に詰め込み逃げ出します。かくして食い逃げ
成功です。
しかし。
悪事とはそう簡単に出来ないものなのです。トンズラしようとする彼の肩を
後ろから掴む手がありました。
「ニダッ!?」
振り向くとそこにはダースベイダー卿が。
違いました。ガスマスクを被った紫苑ちゃんでした。
「迂闊だったわね。うちはガスマスクを常設しているのよ」
キムチの臭気が去りマスクを脱ぎながら言います。
「そ、そんな馬鹿なニダ・・・・・・」
カンコ君ガタガタと震えながら言います。
「私の家は喧嘩ばかりしてるからね。こうした用心は基本なの。ところで」
紫苑ちゃんの黒い瞳が次第にルビーの様に赤くなっていきます。
「言いたいことはあるかしら?私は人の話は聞くわよ」
嘘付け。
「そ、それは・・・・・・」
カンコ君必死に考えます。
(これニダ!)
思いつきました。さあ口を開きます。これまたキムチ臭が。
「うっ・・・・・・」
少し怯む紫苑ちゃん。
「これはニホンへの復讐ニダ!?」
「へっ!?」
流石に紫苑ちゃんも呆気にとられます。
「ニホンが自分の家の漬物の臭いをいつも自慢するからニダ!だからウリは
皆にウリナラのキムチの香りを教えてあげたニダ!」
「それがあの臭い・・・・・・」
「そうニダ!ウリは無実ニダ!」
胸を張って主張します。
「そう・・・・・・」
紫苑ちゃんの目が赤くなりだします。
「何かと思えばいつもの責任転嫁ね。ニホンちゃんのせいにして。聞いて
損したわ」
あらためて構えをとります。
「まあちょっと面白かったから少し手加減はしてあげるからね」
猛者怒発動五秒前。目が赤くなりました。
「アイゴーーーーーッ、それなら発動するなニダ!」
もう遅い。かくしてボロ切れのようになりさらに息を吹き返した
皆に袋にされるという連続コンボを浴びたカンコ君でした。
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/03/05 22:38 ID:zhcV+VWY
今回のソース。ジョークスレより。今度は食い逃げでか。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/02/25/20040225000058.html
これに紫苑ちゃん家の料理をミックスさせました。
ttp://www5.plala.or.jp/natu/bat/jew.html
ttp://www.sipeb.aoyama.ac.jp/~mt-home/students/akiyama/grape.html
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