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第1851話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/05/01 23:35 ID:Q8T6zYdx
「ダイエット」
ロシアノビッチ君は小学生の分際で大酒飲みでセクハラ親父発言連発です。しかし
ハプスブルグ先生の前と芸術に関しては別です。
「よし、そこもっと脚を上げるんだ!」
今日も大勢の妹達にバレエの熱血指導です。彼はとりわけバレエには凄いこだわり
があります。
「バレエはうちのお家芸だ。完璧に出来るまでやらせるからな!」
彼は妹達に対して言います。彼自身もバレエやフィギュアスケートに関しては学校
で一番ですので妹達も流石に何も言いません。
「ん!?」
指導中に彼はあることに気付きました。
「おい、ちょっと待て」
ウクライナちゃんに声をかけます。ロシアノビッチ家のプリマドンナです。
「御前太ったんじゃないか!?」
「そ、そうかなあ」
普通ならセクハラ発言ですが今の彼は大真面目なのでそうではないのがわかります。
「やっぱり太ってるな」
彼は妹の身体をマジマジと見ながら言います。
「御前は暫く主役から外す。痩せてからもう一度俺のところに来い」
彼はウクライナちゃんに対して厳しい顔をして言いました。
「な・・・・・・!」
これに怒ったウクライナちゃん兄に対し抗議しようとします。しかしここで
兄の反撃です。
「太ってたら俺が持ち上げられねえだろうが、そんなに主役をやりたかったら
痩せろ!」
思いっきり直球で言いました。
「何よ、兄さんだって大きいでしょ、そんなの言えた義理!?」
「俺は持ち上げる役、御前は持ち上げられる役。わかったらさっさと痩せろ!
さもないと主役やらせねえぞ、アイスクリームの食い過ぎなんだよ!」
「アイスクリームは関係ないでしょ!」
「おおありだ!」
こうして二人の喧嘩は続きました。そして遂には町全体を巻き込んだ騒動と
なりました。
「皆、どう思う!?」
二人はそれぞれのクラスメート達を前にして自分の意見を述べます。
「俺が正しいよな!?」
「私間違ってないよね!?」
二人共家の十八番のことに関するので必死です。皆は二人の言い争いにもう
頭を抱えています。
「あーーーーまあ・・・・・・」
ロシアノビッチ君のクラスメート達が半ば呆れ顔で口を開きました。
「とりあえずロシアノビッチ、ウクライナちゃんを持ち上げてみてくれ」
「了解」
彼は早速彼女を持ち上げました。彼女は軽々と頭上に持ち上げられました。
「どう、兄さん」
彼女はフフン、と笑って下の兄に目を向けます。
「私太ってないでしょ!?」
しかし。
「何処がだよ・・・・・・」
何とロシアノビッチ君の脚は地面にめり込んでいます。それもこれも彼女の
体重のせいです。
「これで決まりだな」
かくして程無く主役を降ろされ兄に強制的に減量させられるウクライナちゃん
でした。
「ほら走れ、これからはアイスクリームは制限だ!」
「あ〜〜〜〜〜〜ん!」
プリマドンナも楽ではないようです。
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/05/01 23:37 ID:Q8T6zYdx
今回のソース。ロシアのバレエダンサーの裁判です。
ttp://www.uhb.co.jp/program/mosukuwa/top.html
ttp://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003nov/26/K20031126MKG2Z100000127.html
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040127-00000050-kyodo-int
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000738-reu-ent
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