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第1855話 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/05/06 23:40 ID:ghUSkimf
              「IT IS BAD」
 カンコ君やキッチョム君といった兄達とは違いニホンちゃん家に住んでいる
ザイニー君です。彼はキッチョム君から時々秘密の指令を受けます。
「ザイニー、今日の御前のなすべきことニダ」
 ピピーーーン
 彼は自分の部屋でその秘密のメールを受け取ります。
「ブラジャー、今日は何ニダ」
「御前はバンドをやっていたニダな」
「兄さんもメンバーだった筈ニダが」
「・・・・・・そんな昔のことは忘れたニダ」
 細かいことは見事に忘れるキッチョム君です。
「それは置いといて」
「はいニダ」
「最近ニホンが何かと生意気ニダ。御前はそれを音楽で阻止するニダ」
「そんなことどうやってするニダ!?」
 あまりにもわけのわからない兄の言葉にザイニー君は戸惑いました。
「それは御前が考えるニダ。では電気がないからこれで切るニダ」
 キッチョム君はそう言うとメールを切りました。あとには戸惑う
ザイニー君が残されました。
「音楽って・・・・・・どうするニダ」
 彼は首を捻って考えました。
「ウリなんかもう楽器もろくに触ってないニダよ」
 ザイニー君は途方にくれました。作詞も作曲もメインボーカルも今や
チョゴリちゃん、最早彼女一人でもっているグループなのです。
「姉さんに言っても怒られるだけニダ、カンコ兄さんなんか問題外だし・・・・・・」
 悩むザイニー君、そこでサヨックおじさんやシャミンちゃんからもらった
一冊の本が目に入りました。
「日之本家の決まり・・・・・・」
 ウヨ君やシンタローおじさんがさかんに変えようと主張しているものです。
彼はそれを見てあることに気付きました。
「そうだ、これニダ、これさえ使えば詞に曲もケンチャナヨニダ」
 ウリナラスピリッツを発揮して早速兄からの指令を実行に移します。
そして遂に完成しました。
「これを明日学校の門で歌えば・・・・・・」
 彼は決まりに適当に作った曲を合わせてニンマリと笑います。
「ウリは指令を守ったことになるニダ、もう心配ないニダ!」
 翌日の朝校門で彼はギターを持って立っていました。
「さあ、歌うニダよ!」
 楽譜を見ながらギターを鳴らしはじめます。
「ウリが平和を祈って作った曲ニダ、皆聞くニダ!」
 曲はかなりあれです。しかも詞は。
「・・・・・・それニホンちゃんとこの家訓じゃねえか」
「ニダッ!?」
 皆曲を聞いて突っ込みます。
「御前ニホンちゃん家の居候だろう?本当なら御前のとこの
家訓歌うべきだろう」
「しかもこの歌詞現状と合ってないような」 
 ここで誰かが言いました。
「特に9フレーズ目は直したほうがいいな」
「それは・・・・・・」
 ザイニー君その突っ込みの前に小さくなります。
「それにロックだのジャズだのを不整合にミックスさせていて
かえって聞き辛い、詞にも合ってない、音楽としても駄目!」
「アイゴーーーーーッ、キッチョム兄さんの命令でやったのに
ここまで言われるなんて災難ニダーーーーーッ!」
「そうか、やっぱりあいつが後ろにいたのか」
 そこでウヨ君が登場しました。
「な、何でこんなところに・・・・・・」
「今登校してきたのだ。また工作か。いい気なものだな」
「ア、アワワワワワ・・・・・・」
「さあ、あいつのところに案内してもらおうか」
「アイゴオオ・・・・・・」
 かくしてウヨ君にいつものごとく成敗される二人でした。


解説 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/05/06 23:43 ID:ghUSkimf
 今回のソース。在日のミュージシャンが日本国憲法を
音楽にしたとか。他にいるのはプロ市民なんだろうな。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20040503k0000m040045000c.html
 しかも大阪市でか。これ以上大阪で馬鹿やらないでほしいな。辻元
までいるのに。ちなみに今回のタイトルはトシちゃんの初期のシングルからです。

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