戻る
<<戻る
|
進む>>
第1873話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/05/22 00:47 ID:WLuuUsjQ
「ねつ像」
キッチョム君の誇る家宝の一つに仏像があります。それはそれは古い歴史を
誇る有り難い高価な仏像です。
「普通は人に見せてはいけないものニダ。しかし今日は特別ニダ」
カンコ君に渡します。それは金色に輝いています。
「ブラジャー、これは凄いニダ」
「ウェーーーッ、ハッハッハッハ、そうだろう、これは町に二つもない秘宝中
の秘宝ニダ」
その太った腹をゆすりつつ笑います。中には脂肪しかなく胃の中は空っぽ
ですが服の上からでもパンパンです。
「そんな有り難いものを・・・・・・。感激ニダ」
「ウリは太っ腹ニダ、これも兄弟愛ニダ!」
その甲高いダミ声の笑いが響きます。彼は自尊心を満足させることができ
大喜びでした。
翌日カンコ君はクラスでその仏像を皆に見せて自慢していました。
「どうニダ、これがブラジャーの実力ニダ!」
「ふーーーーん」
皆はそれをクールに見ています。
「あいつもそんなの持っているんだ」
「当たり前ニダ、ウリナラのものはトヨトミに全て破壊されたがこうして
無事残っているものはどれも素晴らしいニダ!」
「壊すものあったのかよ」
皆はカンコ君の言葉に矛盾を覚えつつもその仏像を見ています。
「よく見るとメッキが剥がれてない?」
芸術品の目利きであるマカロニーノ君がふと気付きました。
「それは古いからニダ。古ければ年月と共にメッキも・・・・・・ニダ!?」
「メッキってそんな昔からあったか!?」
「ちょっと貸して」
マカロニーノ君がその仏像を受け取ります。そして同じく目利きの
フランソワーズちゃんと二人でその仏像を調べます。結果。
「皆、これ見て」
何と裏にはキッチョム君の名前が書かれていました。『キッチョム作』と。
「これは決まりだな、何であいつの名前が書かれてるんだよ」
皆それでこの仏像が何なのか確信しました。
「ブラジャー、なじぇそんな嘘を・・・・・・」
頭を抱えへたり込むカンコ君。それを皆が取り囲みます。
「御前また兄貴に騙されたな」
「気にするな。よくあることだ」
今度は皆から慰めの言葉を受けました。しかしカンコ君の嘆きは
収まりません。
「ブラジャーーー、頼むからもう大嘘ばかりつくのは止めて欲しい
ニダーーーーーーーーッ!」
「それは御前もだよ」
「アイゴーーーーーーーッ!」
兄にコロッと騙されてその上止めの言葉を受け嘆き叫ぶカンコ君でした。
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/05/22 00:49 ID:WLuuUsjQ
今回のソース。北朝鮮の高句麗時代の仏像が何と六〇年代の
ものであったとか。南北でも一緒か、やっぱり。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/05/04/20040504000054.html
この作品の評価
結果
その他の結果
選択して下さい
(*^ー゜)b Good Job!!
(^_^) 並
( -_-) がんばりましょう
コメント: