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第1915話 シェロ 投稿日: 04/06/28 02:07 ID:v6oYmloo
「門限破り」
「なぁ、いいだろ?ニホンちゃん・・・」
「んっ・・・。ダメだよアメリー君。あたし、帰らなきゃ・・・」
「いいじゃん。別に悪いことしてるわけじゃないし。トルコちゃんやカンコだっているんだぜ。」
「でも、おうちの決まりだから・・・パパやママとの約束だし・・・」
「もうここに来てる時点で一緒だよ。大丈夫。シシローおじさんがうまいことごまかしてくれるからさ。」
「でも、パパもママも心配するもん・・・だから・・・」
「だから平気だって!これからが楽しくなるんだぜ?それに・・・」
「それに?」
「いざとなったら、俺がニホンちゃんを守ってやるから、さ。」
「アメリー君・・・・・・。もう。今回だけだよ?」
「へへっ、サンキュ。やっぱ俺の言うこと聞いてるときのお前が、一番可愛いぜ。」
「やだ・・・何言ってるのよ、ばか。」

こうしておうちの約束は、少しずつうやむやにされていくのです。
やがて、破っても気にならないように。少しずつ。


「へぇ・・・ニホンも残るんだ・・・アメリーの奴の言いなりか。ふ〜ん。」
物陰で二人の会話を聞いていたのは、アラブ町のダークヒーロー。
「どうせイラクの家から小遣いたんまりもらう気でいんだろ?なめやがって。
まぁ、野郎の言いなりになるってことがどういうことか、教え込んでやんなきゃ、なぁ。」
人呼んでウー様。紅く染まったカッターナイフが、彼の手の中で鈍い光を放っていました。

元ネタは憲法論議をせぬままになし崩しに決まってしまった日本の多国籍軍参加。
加えてアルカイダの動向です。
みにふろから転載してみました。

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