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第1924話
ab-pro
投稿日: 04/07/09 00:13 ID:xbu8QhNO
小学生高学年ともなると、「誰々さんが誰々君を好き」とか
いった話題にみんなが大変な興味を持ったりするわけですが、
ニホンちゃんのクラスでは一体どうなってるんのでしょう?
「クラスで一番人気があるのは、やっぱりアメリー君かなぁ」
と言うのはニホンちゃん。今もアメリー君のためにお弁当を
手作りしている最中です。
「バレンタインデーの時ぐらいまでは、お母さんが『学校に
お菓子なんて持っていっては行けません!』なんて言っていた
けど、最近はやっとお母さんも分かってくれたみたい^^」
と、精魂込めてお弁当を作るニホンちゃん。なんと言っても
アメリー君をねらっているクラスメイトは多いのです。
「アメリー君、私のこと一体どう思っているのかなぁ?」
と悩んでいるのはタイワンちゃん。チュウゴ君のストーカー
行為に悩んでいるタイワンちゃんを、何かにつけて守ってくれ
るアメリー君ですが、だからといって二人だけでのデートとか
言ったお誘いがあるわけでもありません。
「・・・私の方から誘った方が良いのかしら?」
乙女の悩みはつきません。
「アメリー、実験開始するぞ」
「OK」
アメリー君の家で、アメリー君と一緒に新型レーザー消火器
の実験をしているのは紫苑ちゃん。
ちょっと強面でクラスでは最近浮いた感じのする彼女ですが、
どういう訳かアメリー君とは付き合っているみたいです。
「おい紫苑、実験が終わったらお茶でもしないか?いろいろ
話したいこともあるし」
そんなアメリー君を射抜くように見つめる紫苑ちゃん。そし
てぶっきらぼうに言い放ちます。
「いや!」
・・・そんな紫苑ちゃんですが、気が向いた時はいつもアメ
リー君の側にいるのです。
「紫苑は一体何を考えているのかな?」
と首を傾げるアメリー君ですが、この後デートの約束がある
ことを思い出して苦笑いです。
「さて、エリザベスを待たせると後が煩いな。おめかしでも
するか。
今日はアラブ町で待ち合わせだったかな」
そうなのです。今のところアメリー君の彼女の座を射止めて
いるのはエリザベスちゃんなのです。
二人の関係は、両家のご両親からも好ましく思われているよ
うです。
EU町の町内会の活動が活発になっていく中、アメリー家と
EU町の外れのエリザベスちゃんの家は、何かとお付き合いが
大変なのです。
そのEU町ですが、最近フランソワーズちゃんとゲルマッハ
君の関係が親密らしいのです。このご近所さんの家は、カンコ
家と日ノ本家ほどとは行かないまでも仲が悪い時期もあったの
ですが、今では二人はお互いの家を訪問しあうほどの親密ぶり。
でも、一説にはアメリー君とエリザベスちゃんの仲に嫉妬し
た反動だと言う噂もあります^^;
さて、このようにクラスの美少女の関心を集めるアメリー君
に嫉妬を募らせる男子もいたりするわけです。
その最右翼が、だれあろうカンコ君でした。
「アメリーばっかりチヤホヤされるのは差別ニダ!謝罪と賠
償を要求するニダ!」
と、自分の家の中で叫んでいたカンコ君。しかし、突然誰か
に肩をたたかれ、何事かと後ろを振り向いてみると、そこには!
「やあ、カンコ。たまたま遊びに来てやったんだが、とうと
う俺にも賠償請求か?」
「アイゴー!!!」
カンコ君にやたらとにこやかに微笑みかけるアメリー君の恐
ろしい笑顔に、一瞬にして灰色に燃え尽きたカンコ君。しかし、
あくまでアメリー君は笑顔を絶やさずに言葉を続けます。
「ちょうど良かった。実はおまえの家で働かせている我が家
の警備員を減らそうと思っていたんだが、そんなに俺のことが
嫌いなら、喜んで応じてくれるよな?」
「ち、ち、違うニダ!
ウリはアメリー君とお友達でいることを誇りに思っているニ
ダ。今度またアメリー君とエリザベスちゃんがアラブ町でデー
トするなら、荷物持ちでも何でもするニダ!」
「まあ、そんなに気を遣わなくても良いぞ。それにうちの警
備員のことも嫌っているんだろ?
お互いのためだ。じゃ、そういうことで」
最後まで怖い笑顔を貼り付けたまま、とうとう帰ってしまっ
たアメリー君。
「・・・ウリは一体どうすればいいニダ!!」
いつも通りの展開ですが、今回だけは洒落にならないカンコ
君でした。合掌^^ END
書き殴りの作品ですいませんm(_ _)m
早く投稿した方が良さそうだったので^^;
ソースは最近のクラスの女性陣の国際情勢を。+落ちはカン
コ君で^^
ちなみにニホンちゃんのお弁当は、国民保護法制関連で米軍
への物資提供等がよりスムーズになった事がソース。
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