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第2107話 在日半万年 投稿日: 05/01/10 02:51:07 ID:xgbqMKXN
チューゴ君「お前は何でニホンをおっかけるアルか。
いい加減中華アパートに入るアル!」
タイワンちゃん「何でこの私が治安の悪いくずアパートに
入るのよ、バーカ。それだったらニホンちゃんと一緒になるわよ」
チューゴ君「お前はニホン嫌いだった美齢大叔母のこと忘れたアルか!」
タイワンちゃん「美齢おばあさまとは血がつながってないわ。それにおばあさまは
アメリー家の人間だけど・・」
チューゴ君「うるさいアル!」

「相変わらず仲悪いわねえ」
雲の上で嘆くのは美齢の姉、慶齢。
「孫に血がつながってないとまでいわれてるわよ、美齢」
「しょうがないわ、事実だし」とぼやく美齢。
どこで間違えたのか・・美齢は昔を思い出していた

清の家が崩壊した直後は、花火が飛び交う混乱の時代。アメリー家に
居候していた美齢は名前の通り美しい美貌でアメリー家の人々を魅了した
「あなたの恋人になる人は不幸だ。みんなから恨まれるから。だけど私は
みんなから恨まれたい」
ダンスフロアできざな言葉で口説くアメリー。美齢は優雅に微笑みながら
「うれしいわ。だけど私はニッテイを故郷の家から追い出さない限り、
恋人を作る気になれない」
「あなたのためなら、喜んでニッテイとけんかをしよう」
アメリーの腕の中で美齢はほくそえんだ。これで私は故郷の家の母になる
ところが、もくろみ通りにいかなかった。確かにけんかに勝利したアメリーは
故郷の家からニッテイを追い出した。しかし、家の主人となったのはキョーサン
念仏を唱えるチューゴ。シホンシュギ念仏を信じる美齢はタイワン家に追い出され、
チューゴ家の母となったのは、皮肉にも姉の慶齢だった。

「節操のない姉さんの勝ちってことかしら。ロシアノビッチやアメリーの家
に居候して、シホンシュギ念仏もキョーサン念仏にもこだわらなかったし」
皮肉る美齢。
「私は故郷の家の人々が幸せになってほしかっただけよ」
慶齢は知っている。妹がぜいたく好きで、わがままだったために人々から嫌われた
ことを。何度注意しても直らなかった・・
「それに今のチューゴ家を見て、私を幸せだと思うの?」
一見、部屋は豪華になったが、それはシャンハイの間など一部だけ。
それも、ニホンちゃんやアメリーの人々が頑張ったおかげだ
チューゴの人々が自分で作り上げたものではない。
「自由もない・・。ほとんどの人は貧しいし清の家みたいだわ」
涙ぐむ慶齢に、美齢はだまるしかなかった

解説 在日半万年 投稿日: 05/01/10 02:59:34 ID:xgbqMKXN
宋家の三姉妹の話だが、長女登場せず。
ニホンちゃんもカンコ君もいない。

ま・・ケンチャナヨ


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