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第2240話
不詳
投稿日: 2005/05/11(水) 01:56:47 ID:VSZTHn4z
新装開店枢軸探偵社--ニホン女史の恩返し
ある日 ゲルマッハ所長とアーリア女史が調査を終えて
事務所に帰ってみると、事務所がピカピカに掃除されていました
廊下は几帳面にワックスがぬられ、部屋の隅々まで念入りに磨かれています
なにより驚いたのは机の上の書類などが、1ミリの誤差もなく真っ直ぐに並べられていたことです
「アーリア、君もなかなかやるじゃないか」
「兄上私はここまで神経質ではないぞ」
「じゃあいったいだれが?マカロニの仕事ではないことだけは確かだが・・・・」
不思議に思いながら、留守番のマカロニーノを呼ぶと代わりに出てきたのは!
「お帰りなさいませ!所長 待たせていただいている間ぼーっとしているのもなんですので
マカロニーノさんに断ってお掃除をさせていただきましたあ!」
なんと、奥から出てきたのはメイド姿の日ノ本さくらと学ラン姿の弟たけし。
「おおこれはこれは、元気になられたんだな、さくらさん で今日の用向きは?」
「ゲルマッハ所長!その節は本当に有難う御座いました。弟に訳をきいて矢も楯もたまらなくなり
お礼にまかりこしました!」
「ははは 礼には及ばんよ、仕事だからね。私は依頼をこなしただけだ」
「いーえそうは参りません。今日から弟共々、お礼奉公させていただきます。
私は柔術は大東流、薙刀は直元流免許皆伝、弟は剣は示現流免許皆伝、伊賀流忍術を
学んでおりますので、必ずお役に立てます!」
「まちたまえ急にそんなこといわれても、第一そんだけ優秀な人材を雇う金などウチには」
「お嫌なのですか?お金など端から貰う気なんてありません!」
「おいおい 至近距離でウルウルするな たけし君刀を抜いてなにをするつもりだ!」
「立派にご恩返してくると家をでてきたのです。どの面さげてお父様お母様に会えましょう。
本懐遂げられぬ上は立派に腹かっさばいて」
「そんなオーバーな。おいおい早まるんじゃない」
「ははは 兄上あきらめろ、日ノ本家の人間は犬から進化したと聞く。一旦ご主人様認定食らうと
殴ろうが蹴ろうが、地獄の果てまでついてくるぞ」
「それじゃあ ご奉公させて頂けるのですね うれしい あそうそう
台所にお寿司が用意してあります」
「別に私は..うんなに今なんと言った?寿司とな?寿司はどこだ。ニホンちゃん君
もなかなか判ってるではないか 話は後だ。
寿司は信仰の次に優先するのだ」
ゲルマッハ所長、寿司と聞いたとたんクールな表情がでれでれになり台所へ走っていきました。
「ニホンちゃん寿司の話をすれば話は早かったのだ、兄上は寿司が大好物でな。
ご近所ではスシカイザーといわれていて 寿司のことになると人格が変わってしまうのだ。
だけどただ働きは駄目だ、後できっちり話を」
「バキュ−ン」台所から銃声が響いています。いったい何事でしょう?
一同が駆けつけてみると、ゲルマッハ所長が蛇のような
表情で拳銃を乱射しているではありませんか!
マカロニーノ「うわあなにすんだよ 寿司くったぐらいで発砲はないだろ」
ゲルマッハ「貴様の行いにはもう我慢がならん。煉獄の業火に焼かれるがよい」
アーリア「止めないか兄上、寿司ぐらいで」
ゲルマッハ「寿司ぐらいで? あの寿司にはイクラとアワビが入っていたんだぞ!
こいつはお前の分まで食っちまったんだぞ」
アーリア「なんだと?」なんとアリーア女史までも蛇の表情に
アーリア「兄上足だ!足を狙え、ひと思いに殺すんじゃない」
そういいながらアーリア女史は重機関銃を組み立てています。
ニホン「みんな そんな お寿司ぐらいで また作ってあげるから落ち着いてよー」
アーリア、ゲルマッハ 「本当か!」
こうして枢軸探偵社に入社した日ノ本姉弟、
いったいどのような難事件がまっているのでしょうか?
それは次回の講釈にて
完
解説
不詳
投稿日: 2005/05/11(水) 02:08:08 ID:VSZTHn4z
解説
あまりおちょくられることの少ない、日独ですが
元ネタはドイツの寿司ブーム
あの人たちブームが加熱して
こんなものやら
寿司眼鏡
http://flash.seesaa.net/article/535803.html
冷凍寿司
http://hvanilla.web.infoseek.co.jp/kyukei/kyukei52.html
こんなもんまで
前半のニホンちゃんのおしかけ奉公なんかは時代劇なんかで似たシーンよくみられますね
損得抜きで義理堅いのもなんか。
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