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第2305話
U−33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2005/07/23(土) 22:11:40 ID:B0ZReKG1
『ウィンブルドン現象』
エリザベスちゃんのお屋敷には立派なテニスコートがあります。地球小学校では毎年そこを会場にして
テニス大会を開いています。
今日は年に一度のテニス大会の日。地球小学校の子たちが熱い戦いを繰り広げました。
保護者席の注目を浴びたのは、ある3年生の女の子でした。
「すごいな、あのラスカって子。上級生たちをきりきり舞いさせてる」
「あの子、もともとロシアノビッチ家生まれだけど、アメリー家にもらわれて来たんですって」
「ほう、そうなのか。ま、言ったらなんだが、ロシアノビッチ家にいても,、ここまでは伸びなかったろうね」
「そうね、アメリー家で思う存分テニスができたのがよかったんでしょうね」
居合わせた人たちは、彼女の話題でもちきりでした。
日が傾く頃、そんな今年の大会も、盛況のうちに無事終りました。
クラスのみんなは、会場を提供してくれたエリザベスちゃんに口々にねぎらいの言葉をかけました。
「お疲れさまでした」
「いつもご苦労様。今年も楽しかったよ」
「毎年大変だけど、また来年もよろしく」
でもエリザベスちゃんはなんとなく浮かぬ顔なのです。
「なんだか落ち込んでるみたいだけど、どうしたの」
ニホンちゃんが聞きました。
「せっかく私の家で大会をしてるのに、私、優勝どころか上位にも残れないんだもの」
エリザベスちゃんは、むすっとして答えました。
それを聞いたニホンちゃんは、エリザベスちゃんをなぐさめようと話しかけました。
「それはね、テニスがエリザベスちゃんの家だけのものじゃなくて、地球町全体のものになった証拠でしょ。
だから、むしろうれしいことじゃないのかしら。
……それにね」
ニホンちゃんは肩をすくめて言いました。
「うちで開いてるお相撲大会も同じだもの」
解説
U−33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2005/07/23(土) 22:13:43 ID:B0ZReKG1
連投になりますが、1週間空いているのでご容赦を
(ソース)
V争い 朝青龍か、琴欧州か 大相撲名古屋場所14日目
http://www.sankei.co.jp/news/050723/spo057.htm
シャラポワは現時点ではロシア国籍ですが、活動の場はアメリカに移しているのでラスカちゃんということで。
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