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第2325話
一木千種
投稿日: 2005/08/22(月) 22:25:51 ID:PcnOJnLS
『アイゴ』
ニホンちゃんはフランソワーズちゃんと一緒に新しい自転車を作りました。
今回作った自転車は割と小さめで、EU班の子達に人気が出そうです。
「ねぇねぇ、どうかなぁ?」
「うむ、無駄が少ないのに無骨でない、なかなかのものだ」
「当たり前ですわ、私が一緒につくったのに無骨なはずがないでしょう?」
(フランソワーズに任せたら無駄だらけになると思うのだが・・・)
ゲルマッハ君、口には出せません。口を滑らせないうちに妹に振ります。
「私としては0-100km/h加速の14.2秒をもう少し何とかしてほしいが流石に
これに言うには高望みというものだな」
「う〜ん、早くこれでニホンちゃんを後ろに乗せてツーリングしたいよ〜」
その後もわいわいがやがやと自転車について意見交換が行われます。
「ちょっと待つニダー!ニホン、ロイヤルティ寄こせニダ!」
「???カンコくん、紅茶なら私よりエリザベスちゃんの方がおいしいと思うよ」
「そんなものいらないニダ!ロイヤルティ寄こすニダ!!」
(ロイヤルティってあのミルクティのことじゃないの??)
少々天然のニホンちゃんです、EU班のみんなも助け舟を出します。
「日本ちゃんち風に言うとロイヤリティのことだ(よ)」
地球町では特別な技術や名前を使う時は、その持ち主にロイヤリティという
ピンバッジをつくって渡さないといけないのです。
「そうなんだ。で、どうして私がカンコくんにバッジあげないといけないの?」
「まだシラを切るニダか!その自転車の名前はウリたちの言葉が使われているニダ!
だからニホンはウリにバッジを渡す義務があるニダ!」
「この自転車の名前って『アイゴ』がどうかしたの?」
「アイゴー!まだ分からない二だか!?ニホンは謝罪しる!賠償しる!」
「あ、言ってるね、確かに。でも私、払わないよ」
「どうしてニダ!ウリの言葉を勝手に使ったのにバッジを渡さないなんて差別ニダ!
妄言ニダ!!反省しる!謝罪しる!賠sh(ry」
「そう、じゃあ払ってもいいけど、カンコくんもちゃんと払ってね」
不適に笑うニホンちゃん。カンコくんは多少たじろぎましたが、すぐに切り返します。
「ニホンがウリにバッジを渡す義務はあってもウリにはないニダ!それなのにウリが
払う必要があるなんて歪曲ニダ!ニホンのくせにウリミンジョクからバッジをもらおう
なんて半万年早いニダ!!」
「その『民族』って私の家の言葉よ♪カ・ン・コ・くん♪」
「そんな訳無いニダ!ニホンは捏造大国ニダ!民主主義の基礎も無い軍事右傾化の
ニホンがそんな言葉作れるはずがないニダ!」
「その『民主主義』って言葉も私の家の言葉よ♪カ・ン・コ・くん♪
もう日も暮れちゃうし、みんなまた明日ね。バイバイ」
ニホンちゃんとEU班のみんなは「ニダーの氷像」ならぬ「火病ニダーの炎像」を残して
帰途に着きましたとさ。
アイゴ
http://response.jp/issue/2005/0302/article68552_1.html
民族、民主主義に関しては昔に本で読んだだけなのですが、確かそうだったと思います。
一応ググりましたが、決定的なものは見つかりませんでした。
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