連続ドラマ小説「ニホンちゃん」第2453話「出場記念パーティ」　作：ナホトカ

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第2453話ナホトカ投稿日： 2005/12/20(火) 00:47:46 ID:O83HaWDT: 蹴球大会初出場となるウクライナちゃんの家では姉妹全員で出場記念パーティを開いていました。
｢初出場できて嬉しいですけど、ちゃんと予選を突破できるかどうか不安です…｣
ウクライナちゃんはこう見えて(?)、蹴球は秀でていてその才能はマカロニーノ君たちも認めているほどです。
まあマカロニーノ君の場合は、“カワイコちゃんだから”という理由もあるのかもしれませんけどね。
最近はモルドバちゃんが作った歌が何故かニホンちゃん家で大流行したり、
ウズベキスちゃんが小遣いの増額を要求したけど結局、ロシアノビッチ君にしかられたりなど
姉妹に色々なことがおこったこの一年だったけれど、
今は姉妹全員、ウクライナちゃんの初出場の事だけが頭に入っていません。
｢でもウクライナちゃんって12試合中1敗しかしてないんでしょ？ボクも見習いたいな｣
ウクライナちゃんは前ニホン家カンコ家共催大会にて3位になったトル子ちゃんや、
ユーロ街選手権で優勝したアテネちゃんを破ってものすごい勢いで1位になったダークホースです。
この調子だと本戦で戦うフラメンコ先生も対策を練った方がいいんじゃないんですか？
｢トルクメニスちゃんは自分で球技は苦手って言ってますよね、でもいつかきっと出られますよ｣
｢ウクライナちゃん………うん、ボク一生懸命頑張る！｣
｢その意気です！まずはそこの階段をうさぎ跳びで100往復！｣
｢えぇーっ！た、確かにボク運動は好きだけどここまでハードなのは…｣
完璧にピッチの鬼と化した今のウクライナちゃんに情けなんてものはありません。
｢本当に出たいのならこれぐらいこなせるでしょう！ベラルーシちゃんからも言ってやってください！｣
｢これぐらいトルクメニスちゃんなら簡単ですよね、出場したら兄君さまもきっと喜びますわ！｣
｢そりゃそうだけど…｣
ふとウクライナちゃんに視線を戻すともはや彼女の視線が冷たいものになっていました。
｢ぐずぐず言わないでさっさとやるの！｣
｢ヒ…ヒドいや！こういうつもりで言ったんじゃないのにぃ…。うわぁああん！｣｣
こうしてウクライナちゃんによるトルクメニスちゃんの調教もとい特訓が始まったのでした。
解説ナホトカ投稿日： 2005/12/20(火) 00:48:33 ID:O83HaWDT: 後記。。。。
ウズベキスちゃんのは反政府勢力による暴動を鎮圧した事件。小遣いと暴動じゃえらい違いっすw
かなだらまさんの作品を見てという事とワールドカップ初出場という事で
なんとなくウクライナちゃんのネタを書きたくなったナホトカでした。