戻る
<<戻る
|
進む>>
第2638話
U-33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2006/12/05(火) 22:35:19 ID:WvIOm1jv
『NINJAの日』
「おはよー。あれ、ニホンちゃん、いつも通りの格好してどうしたの?今日は私と拳法対忍法の試合
をするんでしょ?」
ニホンちゃんが登校してくるなりタイワンちゃんが妙なことを言いました。でも、ニホンちゃんは
何のことだかさっぱり分かりませんでした。
そこへ紫苑ちゃんもやってきて、これまた変なことを言うのでした。
「今日はせっかく他流試合ができると思って、気合いを入れて猛者怒(モサド)の練習をしてきたん
だから、ニホンちゃんも早く支度をしてね」
「???」
ニホンちゃんが何がなんだか分からずきょとんとしていると、カンコ君が顔を真っ赤にしてやって
来ました。
「アイゴー、ニホンは謝罪しる。反省しる。忍者の起源はウリ(ry」
どうやらみんなは今日、ニホンちゃんが忍法を披露するものと思いこんでいるようなのです。
「ちょっとまってよ。どうして私が忍者にならないといけないの」
するとみんなは言うのでした。
「アメリー君が言ってたよ。12月5日はニンジャの日だって」
「ちょっとアメリー君、勝手にニンジャの日なんて作らないでよ」
ニホンちゃんはアメリー君を問いつめました。
「やだなあ、ちょっとしたジョークだよ。ジョーク」
弁解してもニホンちゃんがむくれたままなので、アメリー君は大きな紙袋を差し出して言いました。
「まあこれでも食べて機嫌を直してくれよ」
中に入っていたのは、たくさんのハンバーガー。その包装紙には忍者の絵が描かれていました。
「ニンジャバーガー?何これ。変なの」
でもおいしそうな匂いが漂って来ると、ニホンちゃんもつい手が伸びてしまいます。
ニホンちゃんはハンバーガーをほおばりながら、照れ隠しに言いました。
「まったく、食べ物で釣ってごまかすとは。アメリカ屋、お主も悪よのう」
すかさずアメリー君は突っ込みました。
「あ、その話知ってるよ。それ、いつもくノ一のお銀さんの入浴シーンがあるんだよね。じゃあくノ一
ニホンちゃんの入浴シーンをぜひ披露して……」
その日の放課後、おうちに帰るアメリー君のほっぺたには、真っ赤な手形がついていたのでした。
解説
U-33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2006/12/05(火) 22:36:24 ID:WvIOm1jv
(ソース)
忍者デーのことは、このエントリーで知りました。
http://gotou.iza.ne.jp/blog/entry/80905
仕掛けたのは、アメリカのネタサイトらしいです。
http://abcdane.net/blog/archives/200611/ninja2006remind.html
http://www.ninjaburger.com/
この作品の評価
結果
その他の結果
選択して下さい
(*^ー゜)b Good Job!!
(^_^) 並
( -_-) がんばりましょう
コメント: