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第10話
◆wIuwZ37x8o
投稿日: 2007/06/21(木) 13:46:58 ID:T.5DpZe.
「その気 やる気 気合十分」
今日は地球小学校の学芸会。
ニホンちゃん達5年地球組の出し物は、ニホンちゃん・チョゴリちゃん(特別出演)主演の「ふしぎ町のしまい姫」。
ところが……。
「えーっ! チョゴリちゃん休んじゃったの?」
「そうニダ。今朝になっていきなり熱を出したニダ」
「どうするんだ? 午後イチで順番が回ってくるんだぞ!」
「アーリア、何かいい知恵はありませんの?」
「台詞や動きをど忘れした時の用心は万全だ。兄上が全員分の台詞とト書きのカンペを用意してある。
しかし役者ばかりはどうにもならない」
「それに衣装もよ。チョゴリちゃんに合わせて作ったから、うちのクラスの人じゃ……」
「3年地球組の他の子には頼めないのかい?」
「聞くだけ無駄だぜ。3年地球組の順番は俺達の後だからな。自分達の準備でてんてこ舞いだ、ヒック」
「ほんと誰かいないのか? チョゴリちゃんと同じくらいの背丈で、3年地球組の演目でチョイ役か裏方のやつ」
「(チョゴリちゃんと同じくらいの背丈で手が空いてる子……)……そうだ!」
「ニホン、誰か心当たりがいるのか?」
「うん! ちょっと待ってて!」
それから30分後、ニホンちゃんは1人の女の子を連れて教室に戻ってきました。
「お待たせ!」
「遅かったねニホンちゃん。その子が代役かい?」
「うん、親戚の鷹羽(たかは)ちゃん。ちょっと説得に時間かかって遅くなっちゃった」
「よ、よろしく……」
「さあ! 時間がありませんわ! 鷹羽さん、これからあなたに徹底的に仕込みますわよ!」
「よし、みんないくぞ」
『おーっ!』
そしていよいよ5年地球組に順番が回ってきました。
『次は5年地球組による「ふしぎ町のしまい姫」です』
舞台の幕が開き可憐なドレスを纏ったニホンちゃん・鷹羽ちゃんが出てきました。
「地球町はね、2ちゃんねらーが作った不思議な町」
「ところが! だんだん暖かくなってきて、南の果てにある冷凍倉庫の氷に異変が!」
「大変大変! このままじゃ滅んじゃうよ〜!」
「大丈夫大丈夫、私達が救えば……って」
『そんな事できるの〜!?』
そして無事学芸会も終わり、ささやかながら打ち上げです。
「えー、いろいろゴタゴタもあったけど、無事学芸会が終わった事を祝って……お疲れー」
「あ、ニホンちゃん! ちょっと聞いていい?」
「どうしたの、タイワンちゃん?」
「あのね、ラスカちゃんがニホンちゃんと一緒にお芝居やった女の子とお話したいんだって。
どこにいるの?」
「あ、た、鷹羽ちゃん?
ごめんね、親戚の子でちょっと手伝ってもらったんだけど、もう帰っちゃって……」
「そうなんだ……」
その夜、ラスカちゃんの家では……、
「鷹羽さんかあ……。可愛いけどかっこよくって素敵な人だったなあ……」
夜空を見上げる恋する少女がいました。
同時刻、ニホンちゃんの家では……、
「今日はほんとありがとうね、武士」
「ほんと参ったよ。頼むからもう二度とこんな事はやめてくれよ」
「ごめんね。でも結構可愛かったよ」
「………」
ちょっと頬を膨らませるウヨ君。
でもまんざらでもなさそうです。
(おわり)
>>109
さんには悪いですが、思いついたウヨ君女装ネタを。
ソースはありませんが、某アニメと地球温暖化を元ネタにしてます。
ちなみに鷹羽の名前の由来は、ウヨ君→右翼→タカ派→鷹羽です。
感想等ございましたらどしどしお寄せください。
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