戻る
<<戻る
|
進む>>
第4話
黒いブラック
投稿日: 2006/11/25(土) 19:05:48 ID:1WsSJP62
「大きさ」
ウヨ君は走っている。
チョゴリちゃんとラスカちゃんと何故かマルタ君が
次の休日に誰がウヨ君と過ごすかという内容で険悪な雰囲気になったからです。
八方美人が身に染みているウヨ君は
「みんなで遊ぼう」
などと毒にも薬にも成らない意見を提案してみましたが
「ウリはウヨ君と二人で遊びたいニダ!」
「デートに第三者なんて可笑しいわ」
「女性より男の友情の方が大事ですよね。」
意見は決裂したままで収拾がつきません。
最後には「ウヨ君が決めて!」などと詰め寄られ、
不覚にも「姉さんとの用事があったんだ、ごめん!」と逃げてしまったです。
「ここまでくればもういいか、なんでみんな一緒に仲良くしないのかな、ハァ」
(ウヨ君にはまだ恋する乙女の気持ちを察することは難しいようです。)
「まだまだだね、ウヨ君。」
「マカロニーノさん・・・なんの事です。」
「君が走っていた理由の事だよ。女性の要求に応えられる男にならなくてはね。」
ウヨ君はあまりマカロニーノ君の事が好きでは有りません。
女性とみればアプローチをする、女性にだらしない、そんなイメージもあり
尊敬する先輩とは思えない様です。
「マカロニーノさんはいいですよね。女の子みんなにやさしくて、僕には出来ませんよ。」
「僕は女性には平等に接しているからね、君はもう少し経験を積むべきだね。」
ウヨ君、イヤミを軽く交されて予想外の反撃に少しムキになりました。
続く
「貴方は女の子全員平等に博愛とかいうけど、それって軽薄なだけなんじゃないんですか? 女の子達に失礼でしょう」
「では、ウヨ君、君は女性を区別するのかい、その方が失礼にならないかな」
「でも、貴方のやっている事は不誠実ではないんですか?」
「ウヨ君、君は既に心に決めた女の子が居るのかい? 居ないのなら存在しない人に不誠実は成立しないだろう」
「僕たちは、まだまだ先が長いんだから、慌てて一人に限定する必要も無い。 それに、人類の半分は女性だ
その内、僕達が出会える女性なんて数えるほどしか居ない、そして彼女たちの中に将来の唯一無二の女性が居る
いまだ、平等に可能性を有する女性には平等に愛情を注ぐべきじゃないかい。」
「それは、詭弁では・・・」
「それにね、そんな少数の女性達にさえ平等に愛情を与えられないなんて、男として度量が小さいと思わないかい?」
「・・・・」
「人類半分の女性全員には無理でも、僕に適応した女性たち全員に愛情を・・・それが僕の考えだけど、君はどう思う?」
マカロニーノ君の意見を聞いていたウヨ君
(この人は、もしかして僕の想像を越える度量の持ち主なのかも・・・そう、まるで【海】の様に・・・)
そんな感覚に思えてきました。
「マカロニーノ先輩、すみませんでした。 もしかして先輩って凄い人なんですね。」
「まあ君も、もう少しがんばればその境地の一端を理解する事が出来るかもね。」
そういうとマカロニーノ君は去っていきました。
今日、ウヨ君は一つ新たな発見をしました。
人は、第一印象や先入観によって判断を固定してはいけないんだと言う事を
(マカロニーノ先輩への認識を改めないといけないなも・・・)
「でも、僕にはマカロニーノ先輩の様に成るのはちょっと無理かな。」
ウヨ君は自分を取り巻く多くの人のことを考えてみました。
それぞれが自分のまだ知らない一面を持っているのかもしれない。
あのカンコでさえ・・・・
「まさかね。 さて、今週の休日はやっぱりみんなで遊ぼう、男の度量か・・・」
頼もしく成長するウヨ君、でも筆者は一寸違うんじゃないかななんて思ったりします。
おわり
解説
黒いブラック
投稿日: 2006/11/25(土) 19:08:38 ID:1WsSJP62
ソース無し。
単にマカロニーノ君をネタに作品を書きたかっただけ。
こんな話もここでは良いんだよね?
この作品の評価
結果
その他の結果
選択して下さい
(*^ー゜)b Good Job!!
(^_^) 並
( -_-) がんばりましょう
コメント: