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第36話
かなだらま
投稿日: 2006/02/10(金) 00:19:41 ID:GgcJrerj
「タブー」その後
「デンマー!謝りなさい!」「謝れ!」「そうだそうだ!」
ペルシャちゃんを筆頭に、アラブ班の攻勢はますます強まっていきます。
「うわぁ…大変だ……ん?」
茫然と様子を見ていたニホンちゃん、席について一人黙々とペンを走らせているクラスメートを見つけました。フランソワーズちゃんです。
「フランソワーズちゃん、」
「きゃぁ!…あら、日之本さんでしたか。びっくりしましてよ」
「ごめんなさい。ねぇねぇ、何描いてるの?」
ニホンちゃんは机の上の紙を覗き込みました。
「漫画だ〜〜……あ、これは…」
「ふふふ、どう?デンマー君よりも上手く描けてるでしょ?」
「フランソワーズちゃん……どうなっても知らないよ…」
「くす、アラブ班の連中なんて大した相手ではありませんわ。だいたい彼らは固定観念に…」
フランソワーズちゃんがミニ講義を始めようとしたその時。
「やめて!やめてぇ!」
「うるせぇ!タブーを犯すお前が悪い!」
おろおろしているデンマー君をよそに、アラブ班達がデンマー君の旗を燃やし始めました。
「ま、アラブ班ったら本当に単純で野蛮だこと!日之本さんもそう思いません?!」
「え?そうかな…」
語気を荒げるフランソワーズちゃんに対して、ニホンちゃんはいつもののんびり口調で答えました。
「日之本さんったら…どうしてそんなに落ち着いていられますの?」
「だって…」
「だって?」
「見慣れてるもん」
解説
かなだらま
投稿日: 2006/02/10(金) 00:27:22 ID:GgcJrerj
さすがに「タブー」はいまいちでしたんで、続きを書かせていただきました。なんとか話がまとまった…と自分では思てるんですが…。
【解説】
フランスでムハンマド風刺画集が発売される(た?)そうです。いやはやどうなることやら…。
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